中古カメラ・レンズ購入時の注意点。失敗しない買い方、選び方とは (1/2)
こんにちは、写真家の植村耕司です。
今回は「中古カメラ・レンズの選び方」についてお話しします。
フィルム時代、1眼レフカメラやレンズは、一旦ボディやレンズを買うと早々買い換える物ではなく、一生物として大切に使われていたと思います。
しかし、デジタル時代になって、早い商品サイクルで日進月歩で進化していくデジタルカメラ。
新しいモデルが欲しくなるのは当然でしょう。
レンズも然り、コーティング技術の向上や、デジタルカメラに合わせた設計で次々と新型レンズが発表されますので、これも新型が欲しくなるのは仕方ありません。
そうすると、中古市場には、比較的新しいモデルや程度の良いモデルが自然と出回ります。
そこで自分の探しているボディやレンズが見つかるとつい飛び付きたくなりますが、その前に一旦、深呼吸して冷静になって下さい。
まず始めに書いておきますが、私は基本的に中古では買いません。
よほど名玉と呼ばれるレンズなら別ですが、仕事で使う以上は新品を購入します。
中古ボディ・レンズを買うに当たり、忘れないで欲しいこと。
それはあくまで「中古」ということです。
いくら程度が良さそうでも「中古」であることに変わりはありません。
では、良い中古品に出会うにはどうすれば良いのでしょうか。
基本的なことですが「良いお店」「良い店員さん」を探す、この2点に尽きます。
これは中古でも新品でも同じです。
ネットなどで、安いだけで選ぶとトラブルの可能性も高くなります。
まずは、ご自身で信頼できるお店を探しそこで信頼できる店員さんを見つける。
これだけで、既に60~70%は失敗しないでしょう。
良いお店の条件は様々ですが、例を挙げてみましょう。
- 中古の流通量が多い。
- 店舗数が多く、どのお店の中古でも取り寄せができる。
- 短期間でも保障がある。
ご自身にあった、良いお店を探して下さい。
良い店員さんとは、当然、イケメンで優しいなどではありません。
カメラの知識があり中古の知識があり、そして「中古を売る」という意識をしっかり持った店員さんだと思います。
商売上、どうしても売ることを最優先にしている人よりも、中古カメラ・レンズを取り扱っていることを理解している店員さんだと安心。
また、前述の通り、買う側も「中古を買う」という意識が必要です。
お互いの意識が一致すれば安心して買い物ができます。
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