ディープなロンドン旅行ツアー!インド人シーク教徒の移民街、おすすめ観光ポイント (1/2)
イギリスは移民の国です。
かつて、イギリスはインドの宗主国であったため、イギリスにはインド(南アジア)系の人々が数多く住んでいます。
イギリスでは、彼らを「エイジャン」と呼びますが(私たち東アジア人は「オリエンタル」と呼ばれています)、ひとくくりにエイジャンといっても、バックグラウンドは様々です。
パキスタンがインドから独立して、後にバングラデシュが建国されたことからも分かるように、彼らの宗教や言語は同一ではありません。
よく見ると、顔立ちも微妙に違っています。
ロンドンには、様々な文化を持つ人々が暮らす移民街があります。
スパイスの香りが漂う、エキゾチックでディープなロンドンの移民街。
これもまたロンドンらしい風景といえるでしょう。
日本人がイメージするインド人はターバンを巻いていますが、ターバンとは本来、髪の毛や髭を切る習慣がないシーク教徒が身に着けているものです。
シーク教徒は、インドでも人口の2%程度に過ぎませんが、彼らは教育水準が高かったため、イギリス統治時代のインドでは、官吏や軍人として登用されることが多かったといいます。
職務で海外に出るのはターバンを巻いたシーク教徒が多数を占めていたため、ターバンはインド人の習俗であるとのイメージが出来上がったそうです。
シーク教徒が一大コミュニティーを形成しているのは、ロンドン西部に位置するSouthall(サウスオール)エリアです。
この地域の人口の過半数は、エイジャンで占められています。
インド国外では最大級のシーク寺院の一つである「Gurdwara Sri Guru Singh Sabha(グルドワラ・スリ・グル・シン・サバ)」やヒンズー寺院もあり、ここに来ると、しばしロンドンにいることを忘れてしまいます。
ハイストリート(大通り)には、インド系の食材を扱う小売店や大型スーパーマーケット、サリーやパンジャビドレスを売っているお店が軒を連ねています。
どうしようもないくらいに、キッチュな玩具や生活雑貨を扱っているお店が多いのも魅力の一つです。
もちろん、インド料理レストランも無数にあります。
高級店よりは、大衆食堂といった趣のお店が多く、どこに入ったらいいのか迷ってしまうくらいです。
一部のお店では、インドの通貨であるルピーが使えるそうです。
お土産にお勧めなのは、なんといっても安価で軽く、種類も豊富なスパイスです。
予め小袋に入れてあるものが多いので、気に入ったものを少しずつ買えるのが嬉しいところ。
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旅行とマーケット・蚤の市めぐりが大好きな庶民派ロンドナー。
コレクションのヴィンテージ食器を眺めている時に幸せを感じます。
ロンドン発 -庶民的生活-
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Travel.jp「たびねす」にてガイド記事執筆中
http://guide.travel.co.jp/navigtr/707/
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