シワ・たるみ・毛穴の開き、これらは別々の悩みとして単独で例えられるケースが多いのですが、全て表皮の下の真皮層に存在するコラーゲンやエラスチンの衰えによるものです。

シワが出来る主な原因は、加齢や紫外線によりコラーゲンやエラスチンが減少硬化することです。

加えて、長年繰り返してきた表情(笑い顔・驚嘆顔など)が引き金になり、シワの溝部分が深くくっきりしてきます。

コラーゲンやエラスチンの減少硬化は、シワだけでなく肌のハリを低下させます。

弾力を失った皮膚は緩み、たるみが生じるのです。

そのたるみは、毛穴の開きにも影響を与えます。
たるんだ皮膚に引っ張られて、毛穴周りの脂肪が支え切れなくなり、開いてしまうのです。

シワ・たるみ・毛穴の開きは、肌の部位によって現れ方が違うだけで、根元は同じです。
つまり、コラーゲンやエラスチンに働きかける化粧品を厳選すれば、シワ・たるみ・毛穴の開きを同時にサポートできます。

コラーゲンやエラスチンに働きかける成分としては、各種ビタミンをお勧めします。

ビタミンA・ビタミンB・ビタミンC・ビタミンEなどです。

特にビタミンAは、肌のハリに働きかける強力な美容成分なため、エイジングケアに最適だと言えるでしょう。
ビタミンAもビタミンCと同じく多種類ありますが、パルミチン酸レチノール、あるいは、レチノイン酸トコフェリルと表記されたものがベターです。

これらは、水に溶けない油溶性成分のため、クリームに多く配合されています。

化粧品の薬事法では、皮膚の角質層までの効果効能を謳うことができます。
角質層より下の表皮や、ましてやその下のコラーゲンやエラスチンが存在する真皮層の効果効能はNGです。
ですので、エイジングケアに働きかける化粧品のキャッチコピーは、曖昧な表現や一歩間を置いた言い回しになっているのが特徴です。

スキンケア化粧品の堅実な手順ベースは、以下のようになります。

1. 洗顔後は、ビタミンC誘導体などの美白成分が配合された化粧水をつける。
2. 次に、セラミド2、セラミド3、ヒアルロン酸Naなどの保湿成分が配合された美容液をつける。
3. 次に、パルミチン酸レチノール、レチノイン酸トコフェリルなどのエイジングケア成分が配合された、サラッとしたクリームをつける。

肌老化全般(乾燥・シミ・くすみ・クマ・シワ・たるみ・毛穴)をトータルで意識した手入れは、保湿ケア＋シミケア＋エイジングケアの3本柱ということになります。

以上のことを踏まえて、スペシャルケアとして、1週間に1度のピーリングを取り入れれば、鬼に金棒でしょう。

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