こんにちは。オリーブオイルソムリエの工藤亜由美です。
今回は、オリーブオイルを美味しく、効果的に摂る食べ方についてです。
オリーブオイル1gは、約9キロカロリーで、大さじ1杯(約13g)が約120キロカロリー。
結構ありますよね。
脂質はエネルギーを生み出し、必要な時のために貯蔵される大切な栄養素で、脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)の吸収も助けます。
不足すると肌荒れの原因にもなり得ます。
20〜30代の1日の脂質摂取量の目安が50g。
その内、調理や食べる油脂の量は15gが目安です(厚労省の国民健康・栄養調査報告より)。
つまり、15g全部オリーブオイルで摂るとすると、大さじ一杯ちょっとですね。
美味しくてフレッシュなエキストラバージンオリーブオイルを、スプーン一杯そのまま飲む、というのも良いです。
しかし、より美容と健康のためにお勧めなのが、ヨーグルトやトマトと一緒に摂る方法です。
ヨーグルトは、乳酸菌が腸の働きを活性化して便秘の改善を促しますが、エキストラバージンオリーブオイルに含まれるオレイン酸(一価不飽和脂肪酸)も、界面活性作用(乳化)を持ち、腸内物を柔らかくして排便を楽にします。
いつものヨーグルトに、オリーブオイルをかけてみてはいかがでしょうか。
ただし、ヨーグルトは動物性乳酸菌なので胃で失われてしまいます。
プロバイオティクスなどの腸に届くタイプがよいでしょう。
良質のオリーブオイルには、トマトのリコピンの吸収を高める働きがあります。
リコピンはビタミンEの100倍もの抗酸化力があります。
オリーブオイルにもビタミンEは含まれていますし、さらに、含有されているオレイン酸は、酸化されにくい性質を持っているので、体の老化を防ぐ組み合わせです。
調味料としてのオリーブオイルと食材の両方が活きる組み合わせにしましょう。
必要な量を摂り、美味しく、効果的に、健康的な綺麗を目指して下さいね。
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