こんにちは、ウォーキングアドバイザーの田邊美穂です。
今回は「基本の歩き方・序盤」についてご紹介します。
基本の歩き方姿勢とは、前回お話しした壁立ちの姿勢のまま、1歩前に足を踏出した姿勢のことです。
もう背中には壁という支えがありませんので、自らの筋肉で綺麗に立つしかありません。
もし、壁から離れて綺麗な姿勢を忘れてしまった場合は、また壁に体をつけても構いません。
最初の頃は慣れないので、壁達とウォーキングを繰り返しましょう。
次に、ダランと下に伸びた手の正しい位置です。
「耳の穴」「肩の中央」「脚のくるぶし」が、一直線上にあればOK。
また、お尻の穴は軽く締め、穴の位置を下に向けます。
右脚から一歩ずつ歩き出しましょう。
- 右足を前に出す時、必ず膝を曲げて前に出す。
- 足を地面に着ける時は、必ず膝を伸ばし、足裏はかかとからつま先の順番で着地。
足裏について更に細かく言うならば、足裏の土踏まずと親指側に重心を掛けます。
つま先は、壁立ちをした時のこぶし一個分の角度。
要するに、歩行に必要な内転筋に働き掛けながら、1歩ずつ歩くことになります。
上半身は、腰上に乗っている状態なので、右脚が前にきたら上半身も右脚に重心を移動。
移動させる時は、上半身と右脚を同時に前にもっていきます。
また、上半身は腰上に真っ直ぐ起こしたままで、頭がバウンド(上下に跳ねる)しないよう歩きましょう。
今では行われていませんが、昔のモデルウォーキングレッスンでは、頭の上に本を乗せていました。
バウンドすると本が落ちるため、本乗せをしていたのです。
人間は誰でも二足歩行で普通に歩けるので、歩き方レッスンを受ける必要はありません。
と、言われる方もいらっしゃいます。
しかし、綺麗な姿勢で歩く=健康に繋がることが、近年クローズアップされてきてますね。
綺麗な姿勢で歩くことこそが、モデルウォーキングや健康ウォーキングだったりします。
モデルウォーキングは、健康に美しさがプラスされたウォーキングなのです。
女性は勿論のこと、男性でも美しく、格好良く人通りを颯爽を歩くと気持ちが良いものです。
ふとショーウインドウに映る自分を見て、その姿勢に酔いしれても良いのではないでしょうか。
心地良い風が吹くこの季節、ぜひ風を感じながら綺麗に歩いてみましょう。
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Fashion Latte編集部
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