ポジティブな「思い込み思考」でメンタル改善!固定観念をなくして脱ネガティブしよう
こんにちは、心理カウンセラー藤田洋子です。
私たちは日々、いろいろな思考が次から次へと浮かんで来ます。
そして、自身の思いに苦しくなったり、悩んだりします。
このように苦しくなったり悩んだりするのは、「思い込み」が大きく関わっています。
それでは、思い込みのなせる業を見ていきましょう。
例えば、緊張する時に私は大丈夫と自分に暗示をかけるとします。
「私は大丈夫、私は出来る」などと暗示をかけます。
つまり思い込みをするわけです。
そうすると 緊張していた気持ちが落ち着いて来ます。
また、出来るというイメージで自分を奮い立たせることが出来ます。
このことを考えてみるなら、マイナスな思い込みで苦しんでいる時に、その思い込みをプラスの思い込みや違う思いに置き換えます。
そうすることで、苦しみから解放されたり、軽減される可能性があります。
心理学では個人の思い込みや信念、固定観念のことを「ビリーフ」と言います。
ビリーフには、非合理的な考え方をする「イラショナルビリーフ」と、事実に基づいた考え方をする「ラショナルビリーフ」があります。
イラショナルビリーフとは、個人的な思いや物事の受け取り方の解釈をする時に、こうであるべき、こうするべきなどという考え方のことです。
それに対して、事実にもとづいた考え方をするラショナルビリーフは、目の前の起った事実をありのまま受け取ることです。
そもそも、固定観念や信念とはその人が感じている思いや信じていることであり、絶対的なものではありません。
そのため、イラショナルビリーフをラショナルビリーフに変えることで、マイナスな思い込みからプラスの思い込みに変えることが出来るのです。
今までの受け取り方や解釈を変えると、ネガティブな思いからポジティブな思いに変えられるということなのです。
この間 テレビで面白い実験をしていました。
風鈴の音を聞くと涼しいと感じる人が多いと思います。
実際に体をサーモグラフィーで見てみると、風鈴の音を聞く前と聞いた後では身体の色が赤色から青色に変化し、体温が下がっていることが確認されました。
しかし、外国人に風鈴の音を聞いても涼しいと感じる人はほとんどいませんでした。
耳障りな音と認識した人もいます。
サーモグラフィーでも変化はみられませんでした。
日本人が風鈴の音を聞いて涼しいと思うのは、昔から涼しい音としてのイメージがあるからです。
つまり、これは思い込みなのです。
思い込みであっても、身体はその思い込みを信じて体温を下げているわけです。
思い込みとはそういうものなのです。
ですから、マイナスな思い込みをすればするほど、心も身体も辛くなります。
恋愛を例にしてみると、愛されてると思い込んでいる方が幸せだということです。
ですが、これが事実ではなく、ただの思い込みだと解った時には、ちょっと痛い思いをするかも知れません。
思い込みには「自己中心」という側面もあります。
すべてを思い込めばそうなるわけではありません。
事実を曲げて受け取ると自己中心的な思い込みとなり、他人に迷惑なだけになってしまいます。
自分に都合のいいだけの思い込みは ただの勘違いということになるのです。
例えばストーカーは、自己中心の思い込みと自分にとって都合がいいだけの思い込みをします。
物事を広く見ることが出来ない状態です。
これしかないと思い込み、事実を曲げて受け取ってしまうのです。
物事には必ず裏と表、メリット、デメリットがあります。
それを総合して考えていくことは、広い視野で物事を見ることにつながります。
思い込みに捉われず、事実を見極め、バランスよく見ることで、苦しみや悩みは激減していくはずです。
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