地中海旅行で観賞したい、美しい花たち。古代遺跡や景色を彩る植物3選 (1/2)
地中海沿岸の国々の世界遺産、古代遺跡に華を沿えている美しい花たち。
今回は、旅行に行った時に目にしたい、美しい花々をご紹介したいと思います。
最近、財政難で話題になっているギリシャですが、美しい島々と世界遺産の古代遺跡は世界中の人々を魅了してやまない国。
そんなギリシャをはじめとする、地中海沿岸に広く分布する花、アカンサス。
この花はギリシャの国花となっています。
古代ギリシャ・ローマ時代には、コリント様式の建築にアカンサスの葉が、彫刻のモチーフとして用いられていました。
アカンサスは、ギリシャ語の「とげ」に由来し、とげが生えているところから、そう呼ばれるようになったと言われております。
コリントスの若い娘が急死し、それを悲しんだ乳母が彼女のお墓に遺品を入れたバスケットを収めるため、雨があたらないようにとタイルを屋根代わりに使いました。
すると、その遺品の下からアカンサスの葉が華麗な曲線を描いて絡みつき、咲いたのです。
それに感動した、前5世紀頃のアテネの建築家カリマコス(Kallimachos)が、ギリシャのコリント式建築の円柱にデザインしたと言われています。
日本には、明治~大正時代にかけて入ってきたようですが、葉がアザミに似ているので日本では葉アザミと呼ばれています。
見かけは地味で、雑草のようにどこにでも生えていて、あまり気にもとめない植物アカンサス。
毎年6~9月にはピンクや白の花を咲かせ、丈は1.2mくらいになります。
アカンサス模様は、日本の一万円札の裏表にも使用されていて、唐草模様と柱のモチーフとして描かれています。
また賞状の縁取りにも描かれています。
葉は、日焼けや火傷の治療に使用されておりました。
その生命力の強さから、不死を象徴する植物ともいわれており、花言葉は「芸術」「技巧」「巧みさ」「離れない結び目」です。
太陽の神アポロンは、美しい娘アカンサスを見初め求婚したが、アカンサスは拒否。
それでも近づいてくるアポロンを爪で引っかいたので、アポロンは彼女を爪のような「とげ」のあるアカンサスに変えてしまったといいます。
ギリシャの古代遺跡のみならず、地中海沿岸の国々の教会や邸宅の円柱などにもたくさんこのアカンサス模様が用いられています。
遠い昔の伝説に思いを馳せながら、円柱を見上げてみるのも素敵です。
春から夏にかけて、ギリシャ、イタリア、フランスなどの地中海沿岸の国々では、ブーゲンビリアが真っ盛り。
原産地は中南米の熱帯雨林で、1768年にブラジルでこの木を見つけた、フランスの探検家ブーガンヴィルの名前にちなんで「ブーゲンビリア」と名付けられたそうです。
白、赤、ピンクやマゼンタなど、とても可愛らしい花が、青い海や空、白い壁などとマッチして、絵葉書のような風景を作ります。
花言葉は「あなたしか見えない」「情熱」「あなたは魅力に満ちている」。
とてもロマンチックな花言葉ですね。
花言葉のように南国的な情熱を感じさせるブーゲンビリア。
しかし赤やピンクなどの一見花びらに見える部分は花を取り巻く葉っぱで、本当の花は真ん中にある小さな粒のようなもの。
古代遺跡に咲くブーゲンビリアも見事に調和がとれていて、地味な色合いの古代遺跡に華を沿える役割をしています。
地中海付近原産の西洋ハナズオウは落葉灌木で高さ10mにもなり、春先には見事なピンク色の花を咲かせます。
葉っぱが出る前に花だけをびっしりとつけ、幹からも直接花が生えていて、生命力たっぷり。
華やかに花が咲いているこの木は、ギリシャなどの古代遺跡にも、ひときわ色が添えられているように感じられます。
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