その頑固な口臭…「臭い玉」が原因かも?くさい玉(膿栓)の優しい取り方
くさい玉。
それは誰にでもある口臭の原因のひとつ。
「膿栓」と呼ばれるもので、喉の奥にちょこんと出来る白い球体です。
咳や呼吸をしている時に入り込んだ細菌の死骸、また食事をした時の残りかすなど「細菌と白血球の死骸の塊」が集まり、球体となって扁桃腺にくっついたものがその正体です。
見たことのない人が多いかと思いますが、ほぼ全員に存在していると言われています。
歯磨きや舌みがきをしていて、虫歯もない、胃の調子も悪くないにもかかわらず口臭がある場合、この膿栓が原因かもしれません。
膿栓は基本的に耳鼻咽喉科や歯医者さんなどで除去して貰うのがスムーズですが、もう完全に喉の奥に見えていて、取れそう…という場合の、自分で出来る除去方法をご紹介します。
無理にめん棒などで取るのは、喉や扁桃腺を傷つける可能性が高く、お勧めできません。
ここは安全にうがいの方法で自然に取り出してみましょう。
まずは普通にうがいをするように水を含みます。
このとき、飲むか飲まないかというギリギリ奥まで水を入れ、吐き出します。
吐き出すとき、喉の奥を絞り取るように唾液も一緒に出します。
これを何度か続けると、唾液と共に膿栓が出てくることが多いです。
口からではなく、鼻うがいで取る方法です。
鼻から喉へと水が流れ、その刺激で膿栓が洗い流される仕組みです。
排水管のお掃除にどことなく似ていますね。
洗面器に水とお塩を9:1程度で入れ、鼻の片方を抑えて水を鼻から吸い込みます。
苦しいですが頭を下に向けて口からそれを出し、もう片方も同じように行います。
これを数回繰り返しましょう。
鼻うがいは風邪予防や鼻内の皮脂匂い取りなどにも効果的ですので、一石二鳥かもしれませんね。
めん棒で絞り出したり、ほじくると炎症を起こしてしまいますが、喉の奥にもう完全に見えている場合、清潔なめん棒で膿栓の表面だけをツンとつついてみましょう。
何度かつんつんしていると、ポロッと取れる場合もあります。
またうがいやくしゃみなどでも取れやすくなります。
ポイントは「膿栓だけを」「優しく」つんつんすることです。
膿栓の周囲は触らないようにしましょう。
その存在が皆に衝撃を与えている「くさい玉」。
くれぐれも自己流で無理に取り出そうとせず、自然に排出されるよう仕向けるか、または医療機関で相談をするようにしてくださいね。
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