炭水化物は、ダイエットの大敵といわれるほど、ダイエット=炭水化物を減らすという方法や、炭水化物の摂取を一定の期間止めるなどといった「糖質制限系」が広まっています。
ですが、最近の研究では、炭水化物の代表「白米」を食べることにより、ダイエット効果が期待できると言われているのです。
なぜ、炭水化物を摂取することが、ダイエットに不向きなのでしょうか。
炭水化物は摂取することにより糖となり、必要なエネルギーとして消化吸収されますが、余った糖は脂肪へと変わってしまいます。
そのため、運動をしない人や代謝が悪い人は炭水化物をエネルギーとしてうまく使用することが出来ず、「炭水化物=太りやすい」という方程式を作り出してしまったのです。
本来、炭水化物は身体にとって非常に必要な栄養素です。
炭水化物を摂取することにより、身体が動くエネルギーを作り出したり、脳に必要な栄養を送ることが出来るわけですから、これを制限すると以下のような問題が起きがちです。
- 寝ても寝足りない、ぼうっとする
- 歩く時によろけたり、フラついたりする
- 思考が鈍り判断が遅くなる
炭水化物を全く摂取せずに、おかずのみを食べるというダイエット方法がありますが、おかずのみでは必要となる栄養素を取り入れることが出来なかったり、おかずの栄養素をうまく体内で活用出来なかったりします。
また、おかずのみの食事では単純に満腹感を得ることができないことから、逆に食べ過ぎてしまうこともしばしば。始めたばかりは体重が減りますが、長くても3か月も経つと体重が落ちなくなったり、必要となる筋肉を減らしてしまいます。
お米を減らすことんくダイエットを行うポイントをまとめてみました。
白米の糖質が気になるようであれば、代わりに栄養価の高い「玄米・発芽玄米・分づき米」のどれかに置き換えてみましょう。
これらは白米より多くのビタミン・ミネラル・食物繊維などを含んでおり、ダイエット中でなくても置き変えて食べたい食材です。
いわゆる「冷えご飯」ですが、食物繊維に似た成分「レジスタントスターチ」の働きにより、血糖値の上昇を押さえてくれます。
白米以外でもうどんやパスタなどの麺類でも同様です。
熱々のご飯が美味しいのは勿論ですが、冷製リゾットや冷製パスタなど、冷えても美味しいメニューは多くあります。
また、便秘解消にも効果があるようです。
おかゆダイエットなる方法もあるようですが、単純にかさ増しが出来るので、食べる量が減るというもの。
「玄米・発芽玄米・分づき米」は口当たりがパサつきやすいので、おかゆでコトコト煮込んで食べるのもいいですね。
一緒に加熱に強い食材を煮込むと、栄養不足も補えそうです。
いつもの半分の量で小鍋いっぱいにかさ増し出来ますし、少しずつ食べるので早食い防止にも。
白米をしっかりと食べるので、お腹がそれほど減ることがなく、無駄な間食がなくなります。
また、脂肪を燃料する筋肉を減らさず、代謝による体重減も期待できます。
お米を減らす方法より、食べつつ代謝を上げる方法を試した方が、長続きすることは確実ですね。
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