ココナッツオイルを皮切りとして、アマニ油などの「オメガ3オイル」と呼ばれる、食べる美容オイルを愛飲されている方も多いのではないでしょうか。
今回はじわじわと愛用者が増えている「えごま油」の効果効能についてお伝えしていきます。
エゴマの種子を絞り、作られた油のこと。
食用はもちろんのこと、防水性塗料などにも使われており、菜種油が普及するまでは最もポピュラーな油の1つでした。
最近の研究ではえごま油に含まれる必須脂肪酸などが着目され直し、美容効能を期待して購入する若者も増えてきています。
ちなみに「しそ油」と「えごま油」は同じもので、近年で「えごま」の知名度が低かったため、「しそ」の名前を使ったようです。
えごま油の最も注目する栄養素は、オメガ3脂肪酸のひとつであり、人体に不可欠な必須脂肪酸である「α-リノレン酸」です。
この「α-リノレン酸」は、適切に摂取をすることで次のような効果が期待できます。
「α-リノレン酸」が、リパーゼ(脂肪を分解する酵素)を活性化して、脂肪の燃焼を促してくれます。
「α-リノレン酸」は摂取後、DHAやEPAに変換されます。
DHAやEPAは中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させる役割を持つので、えごま油は中性脂肪を下げる効果もあります。
DHAやEPAはサバなどの魚で摂取しようとすると、半尾~1匹食べないとなりませんが、えごま油であればスプーン1杯で補えます。
DHAやEPAは脳の神経細胞を活性化する効果があります。
脳の神経細胞が弱ると認知症の危険性が非常に高まるので、これを予防するためにDHAやEPAの元となる「α-リノレン酸」の摂取が推奨されています。
「ロズマリン酸酸(ローズマリー)」と呼ばれるポリフェノールの一種が、血糖値の過剰な上昇を防いでくれます。
「ロズマリン酸」は、老化を促進する活性酸素を除去する効果も持ちます。
弱った脳の神経細胞によりうつ症状が発生した場合も、植物由来の「α-リノレン酸」摂取により改善が期待できます。
また「血糖値の急激な上昇防止」により、低血糖症状によるメンタル不調を予防することが出来ます。
アレルギー症状の原因であると言われる「リノール酸」の働きを抑え、アトピーや花粉症などの症状を緩和する効果があります。
リノール酸の油は「コーン油・ひまわり油・サラダ油・ごま油」などが挙げられます。
これらの油い含まれるリノール酸が活性酸素と結びつき、様々なアレルギー症状を引き起こします。
えごま油はたんぱく質と一緒に摂ると効果的。
ささみ料理や卵かけご飯に大さじ1垂らして食べましょう。
熱するとせっかくの「α‐リノレン酸」が壊れやすくなってしまうので、そのままスプーン1杯で頂くのが最高です。
小さじ1杯で約40~50キロカロリー程度ですので、スプーン1杯を目安に、毎日続けましょう。
油なので、他の食材から摂取するより効率よく体内に取り込むことが出来ます。
また、油は酸化に弱い食材です。
冷蔵庫などの涼しい暗所に保管し、使用期限内に消費するようにしましょう。
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マダムNORIKO
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