![月経前の肌荒れやニキビ、原因は?生理周期に合わせたスキンケア方法](/static/img/space.gif)
こんにちは、美肌アドバイザーのMaikoです。
1ヶ月に1度必ず来る、女性にとって大切な生理。
この生理前には多くの方で生理痛やむくみなど、PMS(月経前症候群)が見られますが、同時に普段は乾燥肌でニキビとは全く無縁なのに、この時期に出来てしまうという方も多いのではないでしょうか。
どうして生理前は肌の調子が狂ってしまうのでしょうか。
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあり、微量ながら女性の身体の機能を大きく支えています。
どちらも、脳の視床下部から信号を受けた脳下垂体から分泌されるホルモンによって刺激を受けて、卵巣から分泌されます。これら2つのホルモンはバランス良く維持されることが大切です。
- 自律神経を安定化し、骨・関節や脳を正常に保つ
- 肌の土台であるコラーゲンの産生を促す
- 身体のまるみ、艶のある毛髪を保つ
- 生理サイクルをコントロールする
- 皮脂の分泌を促す
- 体温を上げ、子宮内膜を柔らかくする(妊娠準備)
このように、女性ホルモンは少量で微妙なバランスを保ちながら身体全体の機能をコントロールしています。
そのため、当然身体の外側にある肌にも大きな影響を与えることになります。
皆さんご存知のように、女性ホルモンは一定の周期で分泌されており、その周期が生理サイクルを決めています。
生理サイクルに合わせて肌を見ていくと、必要なケアがわかりやすくなります。
生理サイクルで考えると、実は排卵日が肌のコンディションが最も良いタイミングです。
生理が終わって排卵までの卵胞期はエストロゲンの量がピークに向かうため、肌の調子が上がるときでバリア機能も高く維持されています。
美容液やマスク、またピーリングなどのスペシャルケアは、この時期に行うのが最も安全で効果的です。
生理中は、体温が下がる傾向にあるため、代謝が低下して乾燥しやすくなっています。
身体が冷える食べ物を控えつつ、オイルマッサージや十分な保湿を心がけましょう。
排卵後から生理前までの黄体期は、エストロゲンが低下してプロゲステロンの量が増えていくため、「PMS(月経前症候群)」の症状で、肌にもストレスがかかりやすくなっています。
プロゲステロンは皮脂の分泌も促すため、生理前にニキビや肌荒れが目立ちます。
スペシャルケアや新しいスキンケアなどを試すのは避け、出来るだけシンプルな洗顔と保湿のケアを丁寧に施すようにするとよいでしょう。
なんとなく生理と肌の関係は知っていても、意外とそのケア方法は知られていないものです。
むくみが目立つのでマッサージをしたり、ニキビ対策に新しいアイテムを使用することは、肌にとって逆に刺激となってしまうかもしれません。
ご自分の生理サイクルをしっかりチェックし、正しいケア方法でトラブルのない肌を目指したいですね。
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