はじめに

こんにちは、美肌アドバイザーのMaikoです。

夏の薄着の時期や入浴時など、ふとしたときに気づいてしまう「へそゴマ」。

へそのゴマが気になる人は全国で約7割にのぼるにも関わらず、その処理をしている方はほとんどいない様子。


小さい頃から「おへその中は触っちゃダメ」と言われて育った方も多いかと思いますが、全く触れないのも匂いの原因になりがち。

意外と知らない方が多い、へそのゴマのケア方法についてご紹介します。

 

 

汚れやすいおへその入口

おへその中にへばりつくように潜む、へそゴマ。

多くは茶褐色や黒色でゴマのような粒状に固まっていることから、そのように呼ばれます。


多くの方のへそはくぼんでいて、どうしても汚れが入りやすく溜まりやすい上、身体を洗うとき等に忘れたり見落としたりしがちです。

 

へそは身体の機能を守る場所

へそは東洋医学で「神厥(しんけつ)」と呼ばれ神が宿る場所とされ、身体の機能に関わるたくさんのツボがあります。

また西洋医学でも「太陽の神経叢(しんけいそう)」と呼ばれ、身体の機能の中枢をコントロールする自律神経が密集する部分であるとされています。


身体の中心にあり大切な部分であるへそに、汚れや雑菌を溜めてはならないのは当然ですよね。
大事な部分だからこそ丁寧にケアしたいところですが、このように逆効果でトラブルにつながるNGケアをしないように気をつけたいところです。

へそゴマを放置すると、どうなる?

へそを「触ってはいけない」と言われ、不衛生な環境をそのままにしている人も少なくないようですが、このへそゴマの汚れを放置すると、ただでさえ多い雑菌が繁殖し、炎症を起こす可能性も。


不衛生なまま悪化すると、へその皮下にあり内臓を保護している腹膜が炎症を起こして「臍炎(さいえん)」につながり、腹痛や発熱を起こす可能性もあります。

 

臍炎になってしまったら

逆に、ヘソのゴマを無理矢理とって傷つけてしまい臍炎になることも。

出血したりへそから液が出てくるような場合は、必ず皮膚科を受診し、抗生物質を処方してもらいます。

何度も抗生物質をしている方では耐性菌が炎症を起こすこともあるなど、おへそのトラブルは、とても大変です。

 

入浴時に軽く洗おう

基本的には、へそゴマが出来ないように、入浴時、必ずおへその中までしっかりシャワーやお湯で洗い流して、タオルやスポンジタオル等で軽めに洗浄します。

 

汗をかきやすい方や代謝が活発な方などではそれでもゴマが出来てしまうので、取り除くケアが必要になります。

 

おへそのゴマ、NG例は?
耳かきや指で取るのは絶対ダメ!

皆さんが心配されるように、過度にへそゴマを取り過ぎたり、必死に取りすぎてへその中を傷つけてしまうと、やはり腹膜に悪影響を与えて臍炎につながってしまう可能性があります。


へそゴマが固い状態で耳かきや指などで無理矢理取るのは、絶対に避けてください。

乾いた状態で取らない

へそゴマを取る際、乾いたときの方が取りやすいからと、手でポリポリかき取ったりしていませんか?

これではへその皮膚を傷つけてしまいますので、必ず入浴などでゴマと皮膚を柔らかくした状態でケアしてください。

お風呂でふやかすだけでなく、オリーブオイルやベビーオイル等をヘソの中に入れて柔らかくしてから、ティッシュや綿棒で優しく拭き取るとベターです。

綿棒にもオイルを馴染ませておくと、へそを傷つけずにケアしやすくなります。

 

固く大きいへそゴマは自分で取らない

へそゴマがしばらく放置され、固くなりサイズも大きい「臍石(さいせき)」は、決して自分で無理に取ろうとせず、皮膚科でお医者様に処置してもらってください。

 

無理に取ろうとして傷つけると臍炎の原因になります。

まとめ

へそのゴマ、少しくらいだったら人からは見えないからと油断している女性も多いかと思いますが、実はとても不衛生で病気になる可能性もあるもの。

 

また、温泉など裸になったとき、ボディケアは完璧でもおへそ付近が汚れていては、見た目も美しくありません。

 

おへその中もしっかりお掃除して、いつ見られても困らないヘルシーボディをキープしましょう。

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