みかんといえばコタツと出るくらい、みかんは冬にお馴染みの果物です。
みかんは美味しい実部分以外にも、皮や白い筋にも大きな健康効果が秘められているのです。
これらのポイントを知りながらミカンを食べると、なんだかさらにみかんパワーが得られそうですね。
みかんが持つ嬉しい健康・美容効能を追っていきましょう。
一般的な「温州みかん」は1個あたり約44kcal。
2つ食べると100kcalと覚えやすいですね。
みかんといえばビタミンC。
ビタミンCだけでなく、ビタミンAやPも含まれており、みかん2個で1日分のビタミンが摂取できてしまうほど。
ビタミンAに変化するβカロチンも豊富です。
免疫力の向上や抗ストレスのほか、コラーゲンの合成を促すことによるニキビ・シミ・肌荒れ防止に効果的です。
温州みかんのみに含まれる「シネフィリン」が、風邪予防に効果があります。
他のみかんやオレンジでは含まれていませんので、風邪を予防したいなら温州みかんにしましょう。
クエン酸はレモンや酢同様、疲れの元になる乳酸を早く分解する作用を持ちます。
みかんの甘酸っぱさは気分をスッキリさせてくれますね。
ビタミンC自体にも代謝を促進し、疲労を回復させる効果があるので、みかんは疲労回復に役立つフルーツと言えます。
みかんのスジに含まれるペクチンは、食物繊維の一種です。
便秘予防に効果的で、果肉を包むあの透明な袋や、白いスジに多く含まれています。
こちらもみかんのスジ、皮に多く含まれるポリフェノールの一種です。
血流改善や動脈硬化予防などに効果的で、冷え性の女性はビタミンPを摂取することで末梢血管を拡張させ、血流改善が期待できます。
みかんのオレンジ色を出してくれている色素です。
最近の研究では、ガン予防効果が期待できることが分かってきています。
みかんは実よりもその袋やスジ、皮に多く栄養素が含まれています。
普通に実を食べたあと、皮をさっと洗って食べる、まるごとジューサーなどでミックスする、皮ごとジャムにして頂くなど、皮までまるごと食べるのが良いでしょう。
地域によってはまるごと焼いたり、お鍋の具材として頂くパターンもあるほど。
ビタミンCは、空腹時より、ある程度お腹が満たされた後の方が多く吸収されます。
デザートや食後の休憩にみかんは効果的と言えますね。
冷蔵庫に入れてキンキンに冷やしたみかんは美味しいですが、身体を冷やしてしまいます。
冷蔵庫から出して、少し温まった頃が良いでしょう。
みかんの食べ過ぎは太る、手が黄色くなると言われていますが、先ほどのカロリーを見ても分かるように、1日に10個以上食べる人は、スナック菓子と同様のカロリーになってしまうため注意が必要です。
しかし数個程度であればまず問題ないでしょう。
せっかくですので、ミカンの効能を、最大限に引き出す食べ方で味わいましょう。
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