低体温の子どもが増加中!体温が低いと何が悪いの?その原因と対策
近頃問題視されるようになった、子どもの「低体温」。体温が低い子どもが増えている原因・子どもに及ぼす影響・対策を紹介。
こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。
近年、低体温の子どもが増えていることが問題視されています。
「体温が低いことがなぜ問題視されているか」というところに疑問を持ってしまう人もいるかもしれませんね。
そのあたりも踏まえて、子どもを低体温傾向にしないための方法をご紹介します。
現代では、テレビやゲーム、スマートフォンといった子どもの興味を引くメディアがさまざまあります。
また、家庭の事情などで、「外で遊ぶより家の中で遊ぶ」機会が増えています。
そこに、共働きなどさまざまな事象が重なって、子どもが夜型生活になってきていることが大きな原因と考えられます。
夜型生活になってしまうことで、次のような悪い変化が子どもに起こります。
- 運動不足
- 遅寝からくる睡眠不足
- 環境の変化(メディアの長時間使用など)
- 朝食が不十分 など
低体温傾向の子どもは、夜型生活になっていることが多いため、体内時計がズレてしまっていると予測されます。
体内時計がズレてしまうと、心身のバランスを整えている自律神経が乱れてきます。
自律神経は、無意識下で体のさまざまな機能などを整える重要な役割をしているため、この自律神経が乱れると、次のようなことが起こってきます。
- 落ち着きがなくなる
- すぐにカッとなってしまう
- 集中力が続かない
- 体の調子を崩してしまいがちになる など
この影響は、子どもだけにとどまりません。
親も怒らなくていいことで怒ってしまったりと、悪循環を引き起こします。
こうした悪循環を断ち切るためには、親の寝る時間に合わせるのはやめて、子どもを早く寝かせて早く起こすという「朝型生活」に変えていくことが大切です。
- 日中にしっかり体を使った遊びをさせる。
- 夕食を充分に摂って、夜9時には寝かせるようにする。
- できれば7時前には起こして、朝食を食べる。
早く寝れば、朝は自然と起きられるようになります。
こうして時間を整えていくと、親も規則正しい生活ができますし、子どもの自律神経も整って、双方に良い影響をもたらします。
早寝が難しいと感じる場合は、「朝何時に起きるか」を決めてから逆算して寝る時間を考えていくと、計画を立てやすくなりますよ。
共働き家庭などの場合は、早寝させることが難しかったり、どうしても夜型生活になってしまったりすることがあるでしょう。
「わかってはいるけれど…」という親御さんも多いかと思います。
いきなり変えるのが難しいなら、少しずつでいいので、子どもとの関わりを多くもちましょう。
そうすれば、低体温傾向にあっても少しずつ変わってきます。
「子どもが寝ない」を理由にするのではなく、「子どもを寝かせる」に考え方をシフトする方法をとってみてはいかがでしょうか。
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