タバコは健康に悪い！

そう思って禁煙しても長続きしない。

そんな方も多いのではないでしょうか。

頑張って禁煙しても2～3日が限度だったり、ついタバコに手が伸びることもありませんか？

タバコはニコチン依存症になってしまいますが、急に禁煙すると離脱症状が現れます。

倦怠感や頭痛、胸焼けやイライラなど症状は様々ですが、どれも不快なものばかりです。

まずは「減煙」から始めてみることをおすすめします。

減煙は、読んで字のごとく「タバコの量を減らす」ことを言います。少しずつタバコの量を減らし、最終的に禁煙を目指す方法です。

通常の禁煙と違って徐々に量を減らすため、無理無く取り組めるのがポイントです。

しかし、減煙から最終的には禁煙を目指すため、通常の禁煙と心構えは変わりません。

人によっては結局失敗する可能性もあります。

無理のないようにといっても、最後は絶対禁煙するのだと、しっかり心に決めておきましょう。

一日何本タバコを吸っていますか？

日によって違う方も、平均的な本数を計算してみましょう。

平均本数が出たら、次に目標期間(禁煙するまでの日数)を決めましょう。

今回は少々長い期間かけて禁煙に繋げる方法になります。

例えば1日1本ずつ減らす方法が一般的ですが、2～3日に1本ずつ減らしていけば負担も少なくて済むのです。

急に本数を減らすと心理的負担がやや大きいため、じっくり時間をかけましょう。

目標期間を定める方法は、単純に何日で1本減らすか決めたら良いのです。

例えば1日20本(一箱)吸う方の場合、2日に1本ずつ減らしていくと決めたら40日で取り組みます。

3日に1本なら60日必要です。

減煙はすぐ始められるものの、1日や10日などキリの良い日から始めた方が楽です。

「今何日目だっけ？」と、ウッカリ忘れてしまうことも減らせます。

2日に1本減らすなら、1日は20本、3日は19本、5日は18本…のように、1日に吸うタバコの上限本数を計算しやすくなります。

減煙で最も懸念すべきが上限本数オーバーです。

つい吸いたくなるときがありますよね。

せっかく初めても本数をオーバーしたら意味がありません。

ノーカウントとはいかないので、減煙を始めたら最後まで取り組みましょう。

口寂しさを紛らわせる物を用意しておきましょう。

飴やガム、ソフトキャンディは定番です。

タバコを吸いたくなったら、変わりに食べましょう。

電子タバコも口寂しさを紛らわせるには最適のアイテムです。

ただし、ニコチン入りリキッド(日本国内では販売されていません)では意味がないので、ご注意下さい。

減煙を始めたら、実際に一日何本タバコを吸っているか時々確認しましょう。

上限を下回っているなら着実に減煙が成功しています。

逆に上回っていたら、もう一度期間設定し直し、上限以下を目指すようにしましょう。

期間も終わりに近づくと、1日1～2本のタバコしか吸わない(吸えない)ようになっていると思います。

少し長い時間を掛けて取り組む分、吸いたくて吸えない、辛い状況があったかもしれません。

いざタバコ0本(禁煙)が始まると、多少の離脱症状が出てくる場合もあります。

しかし今まで本数を減らせたのですから、離脱症状を乗り越えることも難しくありません。

逆に一気に減らそうとすると、最後の難関である離脱症状に負けてしまうのです。

長い時間を掛けて減煙する方法は、「離脱症状に対する備え」でもあります。

急な禁煙で無理していませんか？

何度も失敗した方は、是非減煙に取り組んでみましょう。