食文化の変化に伴い、日本人の魚離れが加速しています。
このような状況において、消費量がそこまで減っていないのが「鮭」。
洋食にも和食にも使える食材の鮭は、美味しいだけではありません。
非常に優れた栄養効能や美容効果があるのです。
鮭の身はオレンジや赤ピンクの色ですね。
しかし、それでも鮭は「白身魚」なのです。
元は白身の鮭が、なぜサーモンピンクとも言われる鮭特有の身の色になってるのか。
それは、鮭が食べている小エビ等の餌に含まれる赤色色素の影響なのです。
この色素については、後ほどご説明します。
鮭のカロリーは133kcal
一口に鮭と言っても、世界には70種類近くの鮭がいます。
日本で食べられている最も一般的は鮭が「シロザケ」です。
スーパーなどで売られている鮭一切れが、80~100gくらいになります。
鮭に含まれる成分で、他の魚よりも群を抜いて多いのが、アスタキサンチン。
β-カロテンやリコピンの仲間の栄養素です。
ビタミンEの1000倍の抗酸化作用(老化を促す活性酸素を排除する作用)があり、様々な効果をもたらします。
鮭の身を赤くしているのも、このアスタキサンチンの色素成分によるのです。
- シミ・シワ予防
- 疲労回復
- 脂質の消費を促進することによる、肥満解消
- 動脈硬化や脳卒中などの血栓による病気の予防
血液サラサラ!「DHA」と「EPA」
脂質はあまり多くない鮭ですが、血中の中性脂肪やコレステロール値を調節する不飽和脂肪酸は、きちんと含まれています。
- DHA:脳の働きを活性化し、機能を向上させる。
- EPA:中性脂肪やコレステロール値を落す作用。また、肌の潤す効果もあり。
美肌の強い味方!「DMAE」と「プロテオグリカン」
美肌効果抜群の成分は、アスタキサンチンだけではありません。
- DMAE(ジメチルアミノエタノール):神経機能を刺激し、肌のたるみや張りに効果あり。
- プロテオグリガン: 美肌に欠かせない、コラーゲンとヒアルロン酸生成を促進。
体内の代謝に欠かせない重要な栄養素がビタミンです。
鮭には、ビタミンA、B群、D、Eが豊富に含まれています。
たんぱく質は、人間の体の源であり、美肌や艶のある髪や爪などにも欠かせません。
鮭の中で最も多い栄養素のたんぱく質は、100g中に20g前後です。
また、他の魚のたんぱく質と比べて、消化吸収が良いとされています。
焼き過ぎないこと
焼き過ぎると、パサパサで美味しくない上に、アスタキサンチンが損なわれます。
シチューや鍋に入れたり、ホイル焼きで蒸すのがお勧めですが、焼く場合には、下記の手順でさっと調理しましょう。
- 焼く15分程前に冷蔵後から出しておく(中の生焼けを防ぐため)
- 強火で両面ともこんがり焼き色をつける(弱火でダラダラと焼かない)
- お皿に移して10分ほど置き、余熱で中まで火と通す
皮ごと食べる!
鮭の皮には、コラーゲンが豊富に含まれます。
また、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸は、皮のすぐ下にある脂質に含まれます。
皮を捨ててしまうのは、もったいないですよ。
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Fashion Latte編集部
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