日常的に野菜不足の日本人。
野菜をたくさん食べたいものの、サラダはそれほど量を多く食べられませんし、身体を冷やしてしまう可能性もあります。
温野菜にすることで、野菜の栄養効能を逃さず摂取することが可能です。
中には、生で食べるより栄養を効果的に摂取できる場合も。
今回は温野菜(蒸す・焼く)におすすめの野菜たちをご紹介します。
ビタミン豊富なニンジンは、油に溶けやすい「β-カロテン」が特徴的な野菜。
オリーブオイルやオメガ3オイルと一緒に頂くと、吸収率がアップします。
炒めるもよし、オイルを垂らして蒸すもよし。
にんじんの「β-カロテン」は熱にも強いので、チャーハンやスープなど日常的に取り入れたい野菜です。
疲労回復や抗酸化作用が高い、玉ねぎ。
炒めるのも良いですが、煮込んだり蒸したりするとあの尖った味がまろやかになり、美味しく頂けます。
切ると細胞が壊され、あのツンとした苦みや辛みを引き起こすので、皮を向いた後は丸ごと煮込んでもよいですね。
加熱に強く、温めた方が味に甘みが出る野菜です。
ビタミン豊富なじゃがいもは、熱するとビタミンが壊れると思われがちですが、主成分であるデンプンがビタミンを保護してくれるので、蒸す・炒め物にも安心です。
芽部分を取り除き、皮ごと頂くと一層効果的です。
ビタミンのほか、カリウムや食物繊維も嬉しいブロッコリー。
茹でるイメージが強いのですが、実は蒸すのが最も向いている野菜の1つ。
茹でるよりも蒸した方が味も濃く、ビタミンCも多く残ります。
塩を混ぜたオリーブオイルなどでシンプルに頂くと、驚くほど美味しく頂けます。
柔らかい春キャベツは生で頂いても美味しいですが、冬の硬いキャベツはぜひ蒸し野菜や煮込み料理で。
ビタミンUやビタミンKが溶け込んだ汁まで残さず飲むことで、栄養素を体内に取り込むことが出来ます。
消化も良く、身体も温まるほか、バストアップの効果もあります。
トマト鍋、おでんにトマトなどトマトの加熱ブームは衰えを知りません。
トマトの「ビタミンA」は、オイルと一緒に摂ると吸収率が上がります。
また赤い色素成分である「リコピン」は、オイルと加熱でより栄養素を取り込みやすくなるほか、細かく切ることでさらに吸収されやすくなります。
ちなみに「ビタミンC」は長時間の加熱や水に弱いものの、ビタミンA、B1、B2などは加熱しても壊れにくいので、延々と煮込んだりしなければ心配はいりません。
煮込み料理やスープ等にする場合は、溶け出した栄養素を飲むように、スープまでしっかり飲み干しましょう。
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