手首を彩るアクセサリー「ブレスレット」。その歴史と、デザインの種類をご紹介します。

はじめに

こんにちは、リングプランナーの飯田馨です。

 

今回は、手首に巻きつけて用いる装飾品の一種で、手元を華奢でエレガンスに見せてくれる「ブレスレット」についてご紹介します。

 

 

ブレスレットの歴史
非常に古くから存在

ブレスレットの歴史は、リングやピアスよりも古く、ネックレスとともに最古の装身具です。

 

昔は、主に宗教的な目的で利用

主に宗教的な意味合いとして、紀元前5000年古代エジプトのものとされる、再生と転生を象徴するスカラベをかたどったブレスレットが発見されています。

 

素材は、当時から様々

最初は素材として、動物の骨や牙、貝殻、石、木などが用いられ、ラピスラズリや水晶の宝石は、アッシリア人、バビロニア人、ペルシャ人、ヒッタイト人が身につけたそうです。

 

 

日本でも、縄文時代の貝塚から、ブレスレットが出土!

日本では縄文時代の貝塚から、貝輪が出土しています。

弥生時代は銅、古墳時代は石製品や金属製品が加わりました。

 

当時は主に、手纏(たまき)や釧(くしろ)と呼ばれていたそうです。

 

「ブレスレット」という名前の由来

ブレスレットの名は、ラテン語で腕を意味する「brachile」が、古フランス語の「barcel」を経由し、現代の「bracelet」になったと考えられています。

 

装飾品としてのブレスレット

その後、ブレスレットの目的は、宗教的なものよりも装飾品として重視されることになります。

1890年代は、イギリスのビクトリア女王などにより、精巧かつ複雑な造りの宝石が流行します。

 

1970年、カルティエニューヨークで、カルティエラブブレスレットが誕生。

2つのパーツから成り、他の人に固定して貰わないと付けることができないことが、カップルの間で人気になりました。

 

 

ブレスレットの種類
テニス・ブレスレット

1987年、アメリカのテニス選手、クリス・エバートが試合中に付けていたブレスレットが破損。

クリスがブレスレットを修復するため、試合が一時中断されるという出来事がありました。

 

この事が契機となり、直線状に並んだ細いブレスレットが、「テニスブレスレット」と呼ばれるようになりました。

 

チャーム・ブレスレット

お守りや、人生の中で大事にしているものをチャームにして、ブレスレットにブラブラと取り付けたものです。

 

複数の小物をブレスレット上に固定したイタリアンチャームブレスレットや、2002年頃からは、土台となるブレスレットの上に、様々なビーズを自分好みにアレンジできる、モジュラーブレスレットが流行しました。

 

 

ジェルブレスレット(awareness bracelet)

安価なリストバンドで、時に何らかのメッセージを啓発するという意味があることから「awareness bracelet」とも呼ばれます。

 

2004年、ランスアームストロング基金が、ガン研究の支援を求めるため、シリコン製の黄色いリストバンドを作成したことから広がり始めました。

以来、シリコン製のリストバンドが、チャリティーに頻繁に用いられるようになりした。

 

バングル

外枠の形が変化しないもの。

柔らかい素材や布製もあり、表面に宝石が取り付けられているものもあります。

 

インドでは、ガラス製のバングルを複数同時に着用することで、バングル同士が触れ合い、ちょうど風鈴のような小気味よい音色を奏でることができるといいます。

 

 

ヒンジ・ブレスレット

留め具がついたバングルのことです。

留め具の無いバングルは、手の大きさによって入らない、また大きすぎるといったリスクを無くすために作られました。

 

 

ブレキシブル・ブレスレット

伸びたり縮んだり、形を変えられるブレスレットのことを言います。

 

 

セクション・ブレスレット

バングル・タイプで、いくつかに分割されているバングルのことです。

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