20歳を過ぎてからの吹出もの、いわゆる大人ニキビに悩まされている方も多いのではないでしょうか? 


10代の頃にできたニキビは、余分な皮脂が大きな原因の一つとなっているものが多いですが、大人ニキビはオイリー肌の人に必ずできるというものではありません。では、大人ニキビはなぜできるのでしょうか?

■間違ったスキンケアが命取り
まず、ニキビは毛穴の出口である角質が厚くなることで毛穴が塞がれ、皮脂が詰まることが原因のひとつとして上げられます。そして、毛穴に詰まった皮脂を栄養源としてアクネ菌が繁殖し炎症を起こして悪化してしまうのです。

余分な皮脂や汚れを肌に残さないことがニキビ予防にとって重要です。しかし、一日に何回も石鹸を使って洗顔をしたり、メイクをしていないのにクレンジング剤を使って洗顔したりすることは、洗い過ぎになります。

必要以上に、肌の潤い成分を落としてしまうため、肌が乾燥してしまいます。肌が水分不足になると、肌の角質が厚くなり、余計に毛穴を詰まらせてしまうことにつながるのです。

また、ニキビ肌でも保湿は当然必要。化粧品の油分は、皮脂と同様にアクネ菌の栄養源となってしまうため、つけすぎは禁物です。しかし、水分はたくさん与えましょう。

■スキンケアだけでは改善しないの?
また日々の洗顔・保湿のお手入れをしっかりとしていても、ニキビが急にできることがあります。それは、大人ニキビの大きな原因の一つ、ホルモンバランスの乱れによるものです。

生理周期が一定の人でも、ホルモンバランスが乱れていることはよくあります。ホルモンバランスの乱れは、日々のちょっとしたストレスや疲れ、睡眠不足などをきっかけに起こることが多いので心当りのある方は要注意です。

睡眠不足を意識している人は、平日は寝不足でも週末に寝溜めをするという方も多いですね。しかし、不規則な生活は体内時計を狂わしてしまい、ホルモンバランスの乱れに余計影響します。

大人ニキビはスキンケアだけでは予防することができません。ホルモンバランスを乱さないような生活を心がけることが一番重要なのです。ニキビができたら、あなたの生活を見直すチャンスだと思ってください。


(平野 宏枝)

Tagブランド・ショップ・メーカー関連タグ

この記事を書いたコラムニスト

関連コラム