気候も良くなって、秋のガーデニングやベランダ菜園が楽しい季節です。

花や野菜が主役ではありますが、鉢はそれひとつで雰囲気が変わる大事な存在です。

かといって、そんな素敵な鉢はどこにでも売っているものでもありませんよね。

 

今回は、よくある素焼きの鉢に、ちょっとひと手間加えて素敵に変身させる、

その方法をご紹介いたします。

 

 

この鉢、全部素焼きの鉢にペイントしたもの。

好きな色を塗って、楽しむと愛着もひとしお。

(我が家の多肉植物たち、屋外でほったらかしなので徒長してますが元気です)

 

今回は、この写真の右側のグレーの鉢のペイント方法をご案内します。

写真だとなかなかつたわりにくいのですが、ザラザラとした質感にしています。

 

 

【用意するもの】

・素焼きの鉢

・ペイント

(今回は黒っぽいグロフィットとブロンズの2色を使用)

・目地材

・刷毛

 

※この他に、下に敷く新聞紙、ペイントを混ぜるときに使う紙コップやトレー、

コンビニでもらうようなプラスチックのスプーン等もあると便利です。

 

●まず下地を塗ります。

 

 

紙コップ(なんでもOKです)にペイントを少量移し、塗り始めます。

 

底から塗り始め...

 

 

乾いたらひっくり返し、上辺を塗り...

 

 

内側を塗って、下地塗り完成。

 

 

(ここで完成にしてかもいいかも…と思う瞬間)

 

●色と目地材を重ねます(あえて混ぜません)

 

 

グラフィット(黒っぽい色)にブロンズ(グレージュに近い色)、

そして目地材を加えます。

目地材は入れすぎると、ただの粉の塊になってしまうので、慎重に。

 

●刷毛の先にペイントをつけ、ムラが出るように色を重ねます

 

 

刷毛の使い方は、キレイに塗るのではなく、

ポンポンとムラが出るよう色を重ねます。

 

※先ほどあえて色を混ぜませんでしたが、そのほうがムラがある感じに塗りやすいです。

 

重ね塗り終了。

 

 

目地材を混ぜることで立体感がでます。

(ここで完成でもいいかも…と思う二度目の瞬間)

 

●目地材をふりかけます

 

 

ペイント塗りたてで乾いてない状態の鉢に、目地材をふりかけます。

 

刷毛で粉をなじませます

 

 

目地材をふりかけたところを、刷毛でトントンと叩き、

まわりになじませていきます。

全体的にこれを繰り返し、「そろそろ良いかな?」と思ったら完成!

 

●できあがり!

 

 

今回実際に塗ったのが左側の鉢。

小さな3つは以前塗ったものですが、一番黒っぽいのは目地材を使わなかったもの。

一番白っぽいものは目地材をたっぷり使ったもの。

どれも一度水洗いして残った目地材を流していますが、

独特の風合いは残ります。

 

ただ塗るだけでも十分素敵になりますが、さらにもう一工夫すると

風合いの面白い鉢がつくれます。

 

ぜひ試してみてくださいね。

 

この記事を書いたコラムニスト

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