【検証】発酵食品って本当に身体にいいの?
最近ブームになっている発酵食品。健康に良いと言われ、食卓にも良く登場します。しかし実際問題、発酵は食品にどのような影響を与えているのでしょうか?データを使って、その秘密を解明してみたいと思います。
発酵は食品に含まれる糖質やタンパク質などを微生物が分解することで、新しい栄養素が不可されたり触感や風味が変わってしまったり、さまざまな良い変化をもたらします。発酵を経た食品はアミノ酸やビタミンなどの栄養を多く含むようになります。
下記のデータは、発酵したものと発酵していな食品で栄養価を比較した結果です。エネルギー代謝に代わるビタミンB群や、カルシウムなどと共に骨を構成するマグネシウム、水分代謝に関わるカリウムの量に違いがありました。
(株式会社ニールズヤードレメディーズのプレスリリースより)
発酵したぬか漬けは発酵しない塩漬けと比較し、ビタミンB群は約2~3倍、マグネシウムは約4倍になっています。更にゆで大豆が大豆を発酵した納豆になった場合は、カリウムが約20%アップ、ビタミンB群は3~4倍と、発酵後の栄養価が飛躍的に向上していることが見て取れます。不規則な生活でも、発酵食品をうまく取り入れると健康維持に一役買ってくれそうです。
また発酵食品は、ポリフェノールの効果で身体を酸化から守ってくれたり、腸内に善玉菌を増やしたりする効果のあるものもあります。発酵食品を活用して腸の働きを高めることで、腸の免疫機能を活性化させ、花粉症などのアレルギー症状の改善、ウイルスなどの予防なども見込めます。特に納豆菌などは、熱や胃酸に強く、生きて腸まで届きやすいことが知られています。
理想は一食一皿、最低一日一皿の発酵食品を摂り入れること。ビタミン類やアミノ酸は毎日必要とされていますし善玉菌などは摂取しても長くは体内に留まらず一日で排出されてしまいます。代表的な発酵食品を上げますので、生活にうまく取り入れてみてください。なお、動物性のものは脂質の摂りすぎ、醤油や味噌などの調味料は塩分の摂りすぎ、アルコール類の過剰摂取には注意してください。
忙しいときこそ、栄養豊富な発酵食品を取り入れて健康美肌を維持しましょう!
【代表的な発酵食品一覧】
1.納豆
2.味噌
3.酒粕・甘酒
4.醤油
5.みりん
6.日本酒
7.醤油麹
8.梅酢・ビネガー
9.漬物
10.キムチ
11.魚の発酵食品
12.赤ワイン
13.ヨーグルト
14.チーズ
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