お腹のたるみから来る姿勢の悪さは、腰痛や肩こりの原因に。体幹を鍛える股関節ストレッチで、身体の引き締めダイエットも兼ねた運動を行ってみましょう。

体幹を鍛える前後開脚ストレッチ

こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。

 

姿勢の崩れが引き起こす「痛み」

肩こりや腰痛は、お腹のゆるみから来る姿勢の崩れが原因である場合が、少なくありません。


お腹周りの筋肉がゆるむと、骨盤や背骨の位置が不安定になり、肩や腰が丸くなったまま固まります。

そのため、コリや痛みが出たり、股関節が硬くなったりするのです。

 

今回は、体幹を鍛えながら行う「股関節前後のストレッチ」をご紹介します。            

ストレッチは、体をしなやかにする。

ストレッチというと、体を柔らかくするイメージがあると思いますが、「体が柔らかい」とはどういう状態を想像しますか?

 

ぐにゃぐにゃのタコのような感じ?

バレリーナのように、きびきび動ける柔らかさ?

 

 

関節が柔らかくても、その体をコントロールできなければ、転んでねんざをしたりして、不安定で使いづらい体になってしまいます。


ストレッチは、筋肉を柔らかくしながらも、姿勢を安定させ、動きをコントロールできる筋力をつける「しなやかな体」を作るのが理想的です。

 

股関節前後の開脚ストレッチ

股関節の柔軟とお腹周りの引き締めで、腰痛予防や引き締めに効果が期待できます。

1.30~50cm程度高さのあるものを用意します。

低めの椅子や、丸めた布団などでOKです。

 

2.そこに腰かけて、右脚を前に立て、左足を後ろへ伸ばします。

 

3.骨盤から上体をまっすぐに起こして、両手を上に持ち上げ、姿勢をキープします。

 

 

4.10呼吸程度行い、反対足も同様に行います。

お腹を引き締めて姿勢をキープしていることを感じながら行いましょう。

 

  • 台の高さによって、後ろの膝が床に着いても着かなくても構いません。
  • 慣れてきたら台の高さを低く、腰を低く下ろしていきます。

 

股関節前後のねじりストレッチ
1.30cm程度高さのあるものを用意します。

大きめのボールや、丸めた布団などでOKです。

 

2.右脚を前に立て、左足を後ろへ伸ばし、左ももを台に乗せます。

 

3.右手を右膝に置き、左手を床に置きます。

 

4.左手に体重をかけ、左の腰を下に下ろし、右から後ろを振り返ります。

 

 

5.お腹を凹ませて、右ももから離すようにします。


6.5呼吸程度行い、反対足も同様に行います。

左ももや付け根、わき腹の伸びを感じながら行いましょう。

 

  • 台の高さによって、後ろの膝が床に着いても着かなくても構いません。
  • 慣れてきたら台の高さを低く、腰を低く下ろしていきます。

 

股関節前後の前屈ストレッチ
1.30~50cm程度高さのあるものを用意します。

低めの椅子や、丸めた布団などでOKです。

 

2.腰かけて右脚を前に伸ばし、左足を後ろで曲げます。

 

 

3.骨盤から背骨をまっすぐに保ち、前に倒して10呼吸程度行います。

反対の足も同様に行いましょう。

  

  • 慣れてきたら台の高さを低く、腰を低く下ろしていきます。

 

おわりに

このストレッチは、普段固まって疲れている筋肉(股関節周り)をリリースし、普段怠けてゆるんでいる筋肉(体幹)を使って活性化するため、筋肉のバランスが取れます。


しなやかな美姿勢をキープするために、少しずつ、マイペースに取り入れてみてくださいね。

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