疲労回復や癒し効果も!五感を磨くヨガポーズ ~触覚編~

疲労回復や癒しにつながるヨガポーズを3つ紹介。五感の中で最も使われる感覚が「視覚」。目から入る情報を遮断したり減らしたりすると、疲労回復が促進されます。今回は、「触覚」を意識して視覚を休ませるポーズに挑戦してみましょう。

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
疲れているときに!「触覚」を使う疲労回復ヨガに挑戦してみよう

こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。

 

普段、パソコンやスマホの画面を見たり、本を読んだり、広告を見たりと、私たちは生活の中で視覚をメインに五感を使って情報を得ています。

人の第一印象も55%は見た目(視覚)と言いますし、普段私たちが得る情報の8割が視覚からとも言われています。

 

今回は、偏って疲れた目を休め、視覚以外の感覚を使って研ぎ澄ませることで、疲労回復ができることを実感していただきたいと思います。

五感の中で、生まれてすぐから死ぬ間際までずっと残ると言われている「触覚」を使って、疲労回復を促します。

 

 

ヨガに適した環境は、五感に心地よい

私たちが日常生活を送る環境は、蛍光灯の明るい光の下で、パソコンやスマホのブルーライトを浴びたり、人の話し声がしたり、場合によっては車や電車の音がうるさかったりするかもしれません。


ヨガは、そうした音、光、温度などの刺激が過剰にならないような環境で行います。

薄暗く周りが気にならない明るさで、音も静かですが快適に感じる程度のリラックス音楽をかけ、暑すぎず寒すぎない温度に設定をしています。

ヨガを行う環境は、五感にとっても心地よく、疲れを癒してくれるのです。

 

 

視覚を休ませて、疲労回復!「触覚」を意識するヨガポーズ

ヨガは、目をつぶっていてもできます。

目をつぶることで、視覚は遮断される分、他の感覚が研ぎ澄まされます。

 

もちろん不安があれば目を開けて行っても構いません。

その場合でも、視覚以外の感覚を意識することが、視覚を休ませることにつながります。

 

それでは実際に、「触覚」を積極的に意識するヨガを行いましょう。

 

1. 山のポーズ
足を腰幅に開いて立ちましょう。

 

リラックスして肩の力を抜き、目線は遠く前へ送ります。

足裏が地面に接している感覚を感じ取ります。

足裏の中で、重く体重がかかっている部分と、かかっていない部分、ほとんどかかっていない部分などを意識してみます。

 

意識をしながら、ゆったりと呼吸を続けましょう。

余分な力が抜け、頭もすっきりとしてくるでしょう。

 

2. シャバアーサナ(屍のポーズ)
仰向けに寝転がります。

ヨガマットや畳のように、適度な弾力のある硬い地面がいいでしょう。

フローリングやコンクリートでは硬すぎ、柔らかいベッドやふかふかの絨毯(じゅうたん)では、やりにくいかもしれません。

 

 

身体の後ろ側と地面が接している部分の感覚を感じ取ってみましょう。

面積、重さ、温かさ…。

面積が広く、重さが重たく、温かいほうが、体はリラックスしています。

 

3. ワニのポーズ

 先ほどご紹介した「シャバアーサナ(屍のポーズ)」から続けて行います。

 

息を吸いながら右膝を曲げ、左手で持って、息を吐きながら右膝を左へと倒していきます。
右手は肩の横へ伸ばして、視線を右へ送ります。

 

呼吸をゆったりと繰り返します。

背骨周り、肩周りなどが伸ばされ、じわじわとなじんでくるのを感じます。

腕や脚の重みを感じておきましょう。

 

息を吸いながら右膝を上に戻し、吐きながら仰向けに戻ります。
反対側でも同様に行った後、仰向けのシャバアーサナに戻ります。

最初にシャバアーサナをしたときの背面部の感覚を思い出し、その違いを味わってみましょう。

このワニのポーズを行った後は、背面部が重たく、広く、温かく地面についていることがわかります。

余分な力が抜けて、リラックスした証拠です。

 

リラックスしながらも、集中しているような状態を体験してみて!

体が地面についている部分や体の重さといった感覚に意識を向けてみると、いろいろと考えていた頭や、過剰に使われていた目などが休まります。

リラックスしながらも集中したような、落ち着いた癒された感覚になることがわかるでしょう。

 

何気なく立っているとき、仰向けになったときにも、ぜひ「触覚」を意識することをお試しください。

 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com