「性的虐待」を受けた子供の心理と対処法 (2/2)
発見されにくくPTSDなどトラウマの原因にもなる、子供への「性的虐待」の定義とは?児童の心理状態や後遺症、周囲の大人が取るべき対処法を紹介。
子どもが勇気を持って相談しに来たら
また、子どもが勇気を持って相談しにくる場合もあります。
そんな時は、子どもの告白を信じてあげてください。
「親と一緒に暮らせなくなるかもしれない」という脅しの言葉、恥ずかしさを乗り越えて、告白をしてきてくれています。
その場合は、何としても子どもを守ってあげなくてはなりません。
「守ってくれる」と信じている子どもを突き放さないで!
「何言ってるの。そんなわけないでしょ!」なんて突き放さないであげてください。
相談してきたのは、守ってくれると信じているからなのです。
母親に告白して信じてもらえなかったという話を、本で読んだことがあります。
その少女は、母親を憎むようになり、成長するにつれ一般女性も信じることができず、自ら性を犠牲にして生きているそうです。
依存症に陥り、自分を責め続ける毎日を送っているとのことでした。
だから、子どもの言葉を信じてあげることが必要なのです。
おわりに
性的虐待は、子どもの自己評価を低くしてしまうだけでなく、それ以降の生活を一変させてしまう恐れを持っています。
だから、絶対にしてはいけないのです。
勇気を持って告白してきたときは、絶対に手を離さないであげて欲しいのです。
そして信じてあげましょう。
信じることが、子どもを救うことになるのです。
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