ストレスに弱いオランダ人から学ぶ、イライラを溜めない方法。セルフリフレッシュした~い!
日本に住むオランダ人から聞いた、実践的なストレス解消方法とは?会社や恋愛でイライラ、もやもや、悲しい思いをした時の参考にしてみて。
厚生労働省が出した「平成22年国民生活基礎調査の概況」によると、日本人の約半分は「ストレスがある」とされており、その内訳は男42.4%、女50.3%で女性が高くなっています。
ヨーロッパでは、ストレスが日本と比べると少ないと言われていますが、それはなぜでしょうか?
30代から50代のストレスの原因は「自分の仕事」、次いで「収入・家計・借金等」が上位を占めています。
仕事のプレッシャーや職場の人間関係、そして大都市では満員電車もかなりのストレスとなりますね。
オランダ在住の知人によると、日本の「忙しなさ」は先進国でも群を抜いていると言います。
例えば、オランダのライフスタイルは日本よりのんびりしており、彼らは日本に来て、自分がストレスに弱いと初めて気づいたと述べていました。
自分がどうやってストレスを解消しているのか、イライラを溜めないようにするには何をするべきか。
今回は、ストレスに弱いオランダ人に聞いた、いくつかのリフレッシュ方法をご紹介します。
一番大事な伝えたいポイントは、「楽しいことも疲れる!」ということ。
そう、遊びやショッピング、毎朝の服選びでさえストレスのもとでもあります。
オランダでは家でごろごろして何もしなかったり、公園でのんびりしながらビールを飲んだりすることがかなり多かったとのこと。
日本だと、そういう時間を見つけるのすら、なかなか難しい。
しなければならない用事がある時でも、どうしても「自分タイム」が欲しい。
友達との約束などと同じように、何もしない「自分タイム」をカレンダーに入れておきましょう。
ごろごろしてテレビを見たり、音楽を聞いたりする。
忙しい時にはすごく無駄な時間だと思ってしまうかもしれません。
それでも「月曜日は仕事終わりに家で2時間ごろごろする!」という「自分との約束」をすれば、2時間は何もしなくていい時間が必ずできます。
やるべきことが沢山あっても、これも大事な用事なんだ!と思えば、無駄な時間ではなくなります。
事実、その2時間でストレス解消ができているのですから。
「自分タイム」を作れないからストレスが溜まるんだ!
そんな人は、優先したい約束をいくつか決めたら、他は適度に断るということをしなければ、一生「自分タイム」は作れないと考えましょう。
のんびり屋のオランダ人は、こういうことを決めるのがすごく苦手で、全部を同時にやりたくなってしまい、結局できなくて約束を守れなくなることも多いのだそうです。
それなら、最初から断ったほうがいいと気づいてからは、「自分タイム」優先で物事のイエス・ノーを決めたとのこと。
どうしても断りにくいこともありますが、最も大切なのは何より「自分」。
自分との大事な約束を守るために、「NO!」と言う訓練を少しずつ行っていきましょう。
相手も大切ですが、自分との約束も守るべき!
ストレスを少しでも感じたなら、すぐに紙とペンを掴んで、悩んでることをリストにしてみてください。
そうすれば思いのほか一気に落ち着きます。
頭の中の悩みをリストにして、整理すればストレス感が一気に減るのです。
とあるオランダ人曰く、皆がいつも文句を言ってるというイメージがあるそうです。
「不満なところ、ずるいと思うところとか、すぐ言っちゃう!」
といっても、ぐちぐちネチネチ言うのではなく「〇〇はイヤ!」「〇〇をされると困る!」「オカシイと思う!」と、竹を割ったようなスパーンという感覚。
確かにちょっとうるさいけど、その気持ち、自分の意見と印象を言葉にすることは、とても大事だと思うのです。
だって最終的には、言わないと相手は気づかないから。
察してくれないなら自分が我慢するしかないけれど、それだといつか自分のキャパから溢れてしまう。
やっぱり欧米の人はハッキリものを言う文化ですね。
「言葉にする」とは言っても、まずは紙に書いたほうがいいかもしれません。
オランダの彼らは、すぐ感情を言葉にするため変な言い方が出てしまうことも多く、注意したいところ。
そんな人にはやっぱりイライラリストなどを作って自分の感情をまず確認して、それから言葉にすると、よいでしょう。
何も解決はしないかもしれないけれど、不満をはっきりさせると、とてもすっきりするのです!
日本だと、文化が違うため、あまり文句を言ってはいけない文化かと思います。
ですが、内に秘めておけばいいというものでもないので、感情的にならず「NO!(イヤよ)」と言えるようになりましょう。
自分の中で上手に時間を使うこと、そして感情を理解すること、最後に相手へ上手に伝えることが、ストレスを溜めないポイントになるかなと思いました。
ストレス慣れをしていないオランダ人からのアドバイスでした。
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