• Latte
  • Fashion
  • コラム
  • “痩せタイミング”を見極める、ダイエットを始めるなら生理後に

体重が落ちやすい時期と落ちにくい時期とがある女性の体。運動や食事に気を遣っても、痩せるリズムに合わせなければ効果は出にくいもの。頑張っているのに体重は減らない、とストレスばかりが溜まってしまいます。

 



この痩せサイクルと密接に関わっているのが生理周期です。生理周期に合わせた“痩せタイミング”を見極めることが、ダイエット成功の近道なのです。

■ダイエットと生理周期の関係とは?
生理周期をはじめ、女性の体のリズムは「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類の女性ホルモンのバランスに大きく左右されます。

エストロゲンは排卵に関わるホルモン。分泌量が増加すると新陳代謝が良くなり、肌や髪の潤いもアップ。集中力も高くなるため、ダイエットの効果も出やすくなります。

このエストロゲンが多く分泌されるのが、生理終了直後から排卵前の時期。ダイエットをするなら、痩せやすいこの時期にスタートするのがベストです。

逆に、プロゲステロンの分泌量が増える時期は、体が水分や塩分をためこみやすく、むくみがちになります。便秘や肌荒れ、疲れやすさなどの体の不調があらわれることも多く、気分もイライラして心身共に不安定に。

このプロゲステロンは、排卵後から次の生理までの間に多く分泌されます。生理前のこの時期は、ダイエットをしても効果が出にくいため、無理せず体を休めた方がいいでしょう。

また、生理中も体重は落ちにくく、気持ちも不安定になりがちな時期。無理にダイエットをすると体調を崩しかねません。体をあたためたり、不足しがちな鉄分を補給したりして、生理後の“痩せ期”に備えましょう。

■生理後の“痩せタイミング”を活かすポイント
体がもっとも痩せやすくなっている生理後。このダイエットチャンスを活かすために、この時期はジョギングやウォーキングなどを取り入れ、普段よりも運動量を増やしましょう。

さらに生理後の時期は、筋肉量を増やすのに最適なホルモンバランスになっています。腹筋やスクワットなど、ちょっとキツめの筋トレを行うのもおすすめです。

食事は和食中心にして、3食バランスよく食べましょう。メインには魚や赤身の肉など、低脂肪のたんぱく質を。

また、食べる順番にも一工夫。食物繊維の豊富なきのこ類や野菜、海藻などから食べ始め、主食の炭水化物は最後に。こうすることで、血糖値の上昇を緩やかにし、脂肪のつきにくい体を作ることができます。

生理後の“痩せタイミング”にダイエット効果を出すためにも、間食はできるだけガマンしてくださいね。

■痩せにくい時期はこれで乗り切る!
排卵後から生理前の間は、頑張ってダイエットをしても結果が出にくい時期。疲れやすく、ストレスも感じやすくなるので、無理なダイエットは避けるようにしましょう。

運動を取り入れるなら、軽めのウォーキングなどを。ただし、思うように結果が出なくても「そういう時期なんだ」と割り切って、気にしないようにしてくださいね。

生理前は便秘やむくみなどの症状も出やすい時期です。また、気持ちが不安定になり、イライラして甘い物が食べたくなることも。

そんなときにおすすめなのがフルーツ。便秘改善のための酵素や食物繊維、体内の余分な水分を排出する効果のあるカリウムなどを一度に摂ることができます。

また、睡眠不足はダイエットの大敵。太りやすい生理前は特に、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。
(加藤 朋実)

この記事を書いたコラムニスト

関連コラム