「子供欲しいけど仕事も続けたい!」妊娠したい妊活ママが見直すべき職場への対応
不妊治療と仕事の両立は可能?妊活(妊娠)を成功させるために選ぶ道は、ストレスを溜めない、周囲の理解・協力を得ることです。
こんにちは、 メンタルケア心理士の桜井 涼です。
多くの女性にとって、子どもが欲しいと考えるのは、当然のことだと思います。
何らかの原因があって「妊活を始めよう」と決意した人は、特にでしょう。
その中でも、仕事を持っている人にとっては、周囲への配慮が本当に必要です。
こういった個人的でデリケートな問題の場合、どのようなことに気をつけたらいいのかを考えたいと思います。
近年になって、妊活に理解を示してくれる企業が少しずつ出てきてはいますが、大半の企業は妊活に前向きではないことは知られています。
妊活のために休暇を取得するのは、難しい…
妊活ママにとっては、「仕事をしながら妊活をしたい」と考える人もいるでしょう。
ですが、休み(半休を含む)を取ることが難しいのが現状です。
妊活のために休みを取る場合、理由が必要になりますね。
その時に嫌な思いをすることが多いそうです。
その理由は、妊活のことを正しく理解していない同僚や上司からのセクハラなどの発言です。
心許ない言葉に傷つき、妊活を断念するか、会社を辞めるかの選択肢しかないような状況になってしまっている人たちも中にはいるのです。
嘘の理由で休みを取ったとしても、いつどこでばれるかわからないという気持ちから、精神的に追い詰められてしまうこともあります。
精神的に追い詰められるような状況になった場合、ストレスが原因で妊活自体が上手くいかないなんていうことも十分考えられます。
ストレスはさまざまな症状を体に出します。
ひどくなってしまえば、うつ病のような、心にとって大きな負担となる病を引き起こしかねません。
そのため、現段階で考えられる選択肢は3つです。
- 会社(部署など)へ報告し、休みが取れるかどうかを話して協力を仰ぐ
- 妊活を優先して、仕事をフルタイムから時短(パートやアルバイトなど)にする
- 仕事を辞めて、妊活に専念する
妊活を成功させたい気持ちと、仕事を続けたい気持ちの両方があることはわかっています。
ですが、会社が理解を示すことがなかったり、セクハラのようなことを言われながら両方を続けるのは、心身共にきつくなってきます。
ですから、妊活を始めるときに、「どの方法を取ったら、気持ち良く妊活を始められるか」を考えるようにしてみましょう。
妊活をするには、心身共に健康であることが一番いいのですから、そこを一番の論点にしてご主人とも話し合ってみることをお勧めします。
もし、会社が理解を示してくれて、同僚や上司がサポートをしてくれるのということでしたら、十分な感謝を示すことが一番大切です。
休む場合は、早い段階での報告・申請が必須ですし、仕事の進め方も出来るだけ早く進めるように心がけます。
また、自分が休んでいる間に周囲の人が困ることのないよう、必要なものがどこにあるかを明確にするなどの配慮も必要です。
仕事で迷惑をかけないように心掛けることが、理解や協力を得ることにつながります。
なお、出社したら、必ず休ませてもらったことに感謝し、自分の仕事を代わってくれたことへの感謝を示します。
「休む権利があるんだから当たり前」なんていう考え方もありますが、みんなが協力してくれているという事実を大切にしましょう。
妊活を受け入れてくれたこと、理解を示してくれたこと、休んでしまうので迷惑をかけてしまうことは、感謝してもしきれないくらいのことだと思います。
妊活を始めようと思ったら、自分に合う選択肢を選ぶところから始めましょう。
大切なのは、仕事のことで大きなストレスを抱えることなく、日々をいられることです。
体にも、心にも、大きな負担とならない方法を選ぶことが、一番大切です。
妊活は大変でも、仕事も両立したいという女性はたくさんいます。
そんな時は、働くことはやめないでもいいから、立ち位置を変えることに抵抗を持たないようにすることが大切なポイントでもあると思っています。
キャリアや、今の仕事に満足感を得ている人にとっては、厳しい選択になることでしょう。
ですが、選ばなくてはいけないこともあるのです。
その点を理解することも、仕事関係への配慮ではないでしょうか。
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