食べ物でメンタルケアを!心も体も疲れている時におすすめの栄養素の組み合わせで、疲労回復をしましょう。

はじめに

心と身体は、密接につながっているといわれます。


ショッキングな出来事や失恋などで傷つくと、食欲がなくなる人も多いはず。
逆に、体調のいい時にはつらいことがあっても、精神的なダメージが軽めだと思いませんか?

そこで、どうにもメゲた時こそ、積極的にチャージしたい栄養素の組み合わせを紹介します。

 

 

辛味成分とクエン酸、イミダペプチド

誰にでも、時にはつらいことや悲しいことが起こったりします。
そのショックや悲しみが大きいと、気力や食欲がなくなりやすいもの。

ですが食べなければ身体を壊してしまいます。
とはいうものの、ヤケ食いをしても消化不良になり、心も身体も受け入れてはくれません。

 

まずは辛味成分で食欲を増幅させよう

そういう時にはまず、辛味成分などで胃腸をノックしてあげてください。
「精神状態と食欲は別腹!」そう思えるようになれば、こっちのもの。

 

イミダペプチドって?

イミダペプチドというのは、科学的に疲労を抑えてくれることが明らかになった注目の成分。
鶏の胸肉のほか、マグロやカツオなど大型の回遊魚などに含まれています。

これらは良質のタンパク質なので、野菜との相性もバッチリ。
サラダにして鷹の爪を少し刻んで和え、梅肉や酢のドレッシングという組み合わせは、肉体疲労時にもオススメです。

 

 

ビタミン(B1、B2、B12・C)、ナイアシンとLカルニチン

豚肉とニラやゴーヤなど、ビタミン×ビタミンの相乗効果は、夏バテなどにも◎なコンビですね。

 

ビタミンB群、ビタミンCはやっぱり大切

ビタミンB1は不足すると疲労物質の乳酸になってしまいます。
ビタミンB2やCも疲労回復効果が大きく、特にCは摂取するとストレスを軽くし、自律神経が安定するとのこと。

 

ナイアシンはセロトニンの材料に!

ナイアシンはビタミンB3ともいわれ、たらこやアジ、サバなどに含まれています。
不足すると疲労感が出やすく、精神的に不安定になることもあるようです。
幸せホルモンともいわれるセロトニンの原料になるので、ぜひ摂りたいですね。

 

疲労回復に効果的なLカルニチン

Lカルニチンはアミノ酸の一種で、クエン酸やイミダペプチドのように疲労回復効果が認められています。
肉類や乳製品に多く、抑うつ気分を改善するとの臨床報告もあるそうです。

例えば牛肉と野菜の組み合わせは理にかなっていて、そのうえスタミナに直結しそうな気がしますよね。

 

 

カフェインとリノール酸

悲しみに沈んでいたり、メゲた時こそスタミナ食材がオススメ。

また、甘いものが苦手でなければ、スイーツは幸せな気分にさせてくれる存在です。
チョコレートのポリフェノール効果は、広く知られるようになりました。

カロリーは高いですが、疲労をやわらげてくれる即効性もあります。
ダイエット中の人なら、糖分を抑えたタイプを選ぶといいかもしれません。

組み合わせて理想的な栄養素としては、リノール酸があります。

 

クルミ×チョコはいかが?

例えばクルミはリノール酸だけでなく、質の良いタンパク質もとても豊富。
実はビタミンB1の含有量も多く、新陳代謝も活発にしてくれるため、美容効果も期待できますよね。

クルミにチョココーティングといった組み合わせは、元気の出ない時に助けてくれる頼もしいコンビです。
ただしクルミは栄養価だけでなく、カロリーも高め。
おいしいからと一度に食べ過ぎないよう、控えめでいきましょう。

 

 

おわりに

つらいことや悲しいことが起こった時は、しばらくは無理やりでも、とりあえず食べてパワーをつけましょう。


ふと気づいた時には、心身ともに健康を取り戻し、タフネスがメンタルをも引き上げてくれているはずです。

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