童謡「森のくまさん」の歌詞の意味とは?実はアメリカ民謡だった有名曲まとめ

日本で有名な童謡も、実はアメリカから伝わった伝承曲だった!森のくまさん、古時計、線路は続くよどこまでも…この音楽もアメリカ製!?

執筆者: 小川 瞳 職業:ピアニスト
地域色強い伝承の歌「民謡の雑学」

こんにちは。ピアニストの小川瞳です。
時代を超えて歌い継がれ、海を渡って日本にまで広まった音楽には、クラシックの他に、民謡があります。


今まで長い年月をかけて、たくさんの人々の心を癒してきた民謡には、独特のたくましさが感じられるように思います。
あまり意識して耳を傾ける機会の少ないジャンルかもしれませんが、大勢の人に愛されてきたのは、覚えやすく素晴らしい音楽性があるからといえるでしょう。

今回は、アメリカから渡ってきた民謡・童謡を紹介します。

 

「森のくまさん」

日本語の歌詞では、おじょうさんが落としたイヤリングを、くまさんが拾って届けてくれるというほのぼのとした情景の歌詞です。


アメリカで生まれた原曲では随分と内容が違いますが、それでもやはり、ほのぼのとした会話が繰り広げられています。
歌詞にはいろいろなバージョンがあるようですが、もっともポピュラーなものを簡潔に紹介しましょう。

 

ある日くまさんと出会った。
くまさんは「君は銃を持っていないみたいだけど、逃げないの?ぼく襲っちゃうよ?」と言った。
僕は「そうだね!早速逃げるよ!」と走った。
そして目の前に出てきた木の枝にジャンプして、枝をつかんだ。
僕の話はこれでおしまい。
またあのくまさんに出くわさない限りね。


簡単に意訳すると、このような内容になります。
銃社会のアメリカらしいジョークで、楽しそうな光景が目に浮かびますね。

 

 

「大きな古時計」

平井堅さんによって大人の間でもブームとなった「大きな古時計」も、もとはアメリカ民謡です。
歌詞の内容はほとんど日本語の歌詞と変わりません。

でも「100年休まずに チクタクチクタク」の部分が、「90年休まずに」になっているなど、些細な違いはあります。
おじいさんが生まれた日の朝から、おじいさんが亡くなる日まで、ずっとおじいさんとともに生きてきた古時計のお話です。

「大きな栗の木の下で」

子供のころ一度は歌ったことがあることでしょう。
原曲も、歌詞の内容はまったく同じで、日本同様、子供たちのレクレーションソングとして親しまれているそうです。

 

単純だからこそ癒し効果の高い歌詞といえるでしょう。

 

「線路は続くよどこまでも」

フォークダンスの曲としても知られる「線路は続くよどこまでも」も、アメリカ民謡です。
アメリカでは、大陸横断鉄道建設に携わった線路交付の、過酷な労働を歌った労働歌のひとつとして有名でもあります。

日本では「線路は続くよどこまでも」の歌いだしが有名な歌詞ですが、「線路の仕事」というタイトルの日本語訳バージョンも存在します。
こちらは、「線路の仕事はいつまでも」という歌いだしで、原曲の歌詞と近い内容になっています。

 

過酷な労働の曲と知ってから聞くと、また一味違った印象を抱きますね。

 

 

おわりに

童謡はよいメロディーの曲が多いので、子供時代にしか聞かないのはもったいないと思います。


童心にかえりたいとき、リラックスしたいときに、よかったら改めて聴き直してみてくださいね。

 
 コラムニスト情報
小川 瞳
性別:女性  |   職業:ピアニスト

ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
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