夫や彼氏とセックスレス…離婚や別れる原因にも!解消方法を心理士が解説
最近エッチしてない。最近日本では、カップルや夫婦の間でセックスレスが増加中。原因はマンネリ?セックスレスの定義・原因・対処法を紹介。
こんにちは、 メンタルケア心理士の桜井 涼です。
どんなカップルにも何かしらの問題が発生することがあります。
その中でも「セックスレス」は、関係が壊れてしまう危険性があるものです。
全てのカップルに起こりえるものですし、それはある日突然やってきます。
ですが、原因と対処法が分っていれば、いざ自分たちに訪れたときに、慌てたり悩んだりすることが減るのではないかと考えています。
セックスレスに定義があることを知っていますでしょうか。
日本性科学会によると、「特別な事情がないのにも関わらず、1ヶ月以上性交渉がないカップル」ということでした。
特別な事情とは、病気やケガで入院しているとか、単身赴任や出張などになります。
よく「最近マンネリで…」などという会話を耳にすることが多いですが、このマンネリが原因になっている場合も多くあるでしょう。
しかし、レスには他にも原因があることを知って欲しいのです。
セックスレスになってしまう理由は様々ありますが、大きくわけると次のようになります。
- 性嫌悪症 … 性行為を元々好きではない・若しくは嫌っている状態(主に女性側)
- ED … ストレスなどにより機能的な性交渉が行えない(男性側)
- パートナーに興奮を感じなくなってしまった … マンネリ・習慣化された関係など
さらに詳しく見てみましょう。
女性に多い性嫌悪症の場合は、過去にあった何らかの原因で性交渉を持つことが怖いと感じる状態です。
今のパートナーとは1度や2度は頑張ってみたものの、やっぱり恐怖感などが消えない状態になるので、どうしてもレスになってしまいます。
このような場合は、カウンセリングが必要不可欠です。
男性側の問題であるED(勃起不全)は、身体的な病気が原因でなることもありますが、若いうちからであれば、精神的なストレスであることが多いです。
根本的な問題の解決(例えば、仕事や人間関係など)が必要です。
この場合は、女性側が焦らせるようなことを言うだけでも、症状が悪化してしまいます。
相手に興奮しなくなってしまった場合は、デートや食事などがコース化されるなどして、いわゆるマンネリな状態になってしまうことが原因と考えられます。
二人の関係が安定してきているときに感じるものです。
性嫌悪症の場合は、心の問題が関係しているため、カウンセリングが必要なのと同時に、パートナーの理解が必要不可欠になってきます。
男性のEDは、病気かどうかを受診して検査してもらいましょう。
体に異常が見つからない場合は、精神的なものを疑いますので、これもまたカウンセリングが必要で、パートナーの協力が必要です。
泌尿器科や心療内科への受診をお勧めします。
マンネリの状態の場合は、関係が安定し過ぎていて、男性が性的に興奮をしない状態です。
そんな時に役に立つのが、「非安定性の心理効果」です。
簡単に言いますと、いい意味での意外性を見せることで、安定していた心や思考をぐらつかせることです。
そこに男性が刺激を受けて、再びパートナーを求めるようになるという心理作戦になります。
レスになって時間が経っているカップルの場合は、いきなり性交渉を持つように仕掛けるのは難しいでしょう。
むしろ、焦らせるようなことを言えば、男性側が萎えてしまいます。
大事なのは、コミュニケーションをするということです。
手を繋いだりボディタッチをしたりなどのコミュニケーションを毎日取りながら親近感を増やすようにしましょう。
女性はなるべく男性に甘えるように接してみることも大切です。
こうして相手とボディコミュニケーションを取ることで、お互いの距離が縮まり、マンネリが解消していくという方法です。
性交渉がなくなってくると、女性側に不安が沸き起こってくるのはわかります。
「自分に魅力がないのかしら」「もしかして浮気してるのかも」など、否定的な考えが浮かび、男性へにじり寄ってしまうこともあると聞きます。
このような感じでパートナーににじり寄っても、逆の効果を招いてしまうだけです。
負のスパイラルに迷い込んで、お互いにとって良くない結果を導き出してしまうことも少なくありません。
手を触れあうとか、抱きしめてもらうとかを小さく積み重ねていくことをしてみましょう。
「付き合って長いから恥ずかしい」などと思うかもしれませんが、長いからこそ相手を思いやる行動や心持ちが必要なのです。
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