「焦って結婚すると後悔する」はガチ!結婚適齢期に焦るのは「射幸心」の心理が働くせい

焦って結婚するのはNG!高い確率で後悔します。離婚しないために、結婚前にやっておくべき5つのポイントを紹介。結婚適齢期などの言葉に射幸心(しゃこうしん)を煽られて、勢いで判断しないことが大切です。

執筆者: 飯田馨 職業:手作り指輪専門家、緋銅作家
結婚に焦りを感じるのは「射幸心」のせいだった。

こんにちは。自分たちで手作りする結婚指輪の専門家リングプランナーの飯田馨です。


「今年こそ、結婚したいな…」と結婚を意識する人は多いと思います。

結婚のタイミングは、カップルによって様々ですが、なぜ結婚に焦ってしまう人がいるのでしょうか?

例えば、友達が結婚するたびに焦りを覚えるのはなぜなのでしょうか。

 

実は、これには人間の心理的な欲求である「射幸心(しゃこうしん)」が作用しているのです。

今回は、結婚に大きく左右する射幸心について、ご紹介したいと思います。

 

 

結婚に焦りを感じる瞬間とは?

結婚を焦る気持ちになるのは、例えば、こんなときではないでしょうか。

 

  • 年齢的に子供の出産を意識したとき
  • 友達に独身者が少なくなったと意識したとき
  • 知人たちが結婚していくのを意識したとき
  • SNSなどで、幸せそうな家族、子供の写真を見て結婚を意識したとき


その他にもありますが、これらの焦りの原因は他人との比較です。

多くの人は、他人と比較して自分の価値を知ろうとする傾向があります。

 

それは小さい頃から比較されながら教育を受けてきた環境があったからです。

それが良い悪いとか言いませんが、自分に影響を与えていることには気がつくべきです。

 

射幸心(他人よりも幸せに恵まれたい)を煽られている!

上記のようなパターンで焦りを覚えている時とは、総じて「射幸心」を煽られている状態と言えます。

「早く~しなければならない」と気を揉み、動揺し、落ち着きを失っています。

 

 

射幸心とはどういう意味か?
幸運を得たいと願う感情のこと

射幸心とは、もともと「幸運を得たい」と願う感情のことで、その心理的な欲求を抱いた状態と定義します。

後になって冷静に考えてみれば、あり得ないと分かる事なのに、一時の欲求で判断する状態のことを指します。

 

しかも、「できればあまり苦労なく、思いがけない幸運を手に入れたい」という、他力本願な側面が強い言葉でもあります。

そういう意味でも、射幸心は「外側に向けられた意識」とも言えます。

 

射幸心を煽られている…

人生では、色々な場面で射幸心を煽られることがありますが、射幸心に突き動かされて起こした行動は、ほとんどのケースで後悔する結果となります。

 

「期待」と「射幸心」は別物

混同されがちですが、「射幸心」と「期待」は、まったく別物です。期待とは、「あることが実現するだろうと望みをかけて待ち受けること。」「当てにして心待ちにすること。」

これは私の持論ですが、「期待」は内側の意識、「射幸心」は外側の意識と分けることができます。

後ほど、ご説明します。

 

”結婚適齢期”に惑わされ、焦って結婚するのはNG!
日本は3組に1組が離婚している

射幸心を煽られて結婚したものの離婚…などという状態に陥らないために、結婚前にやっておくべき5つのポイントがあります。

 

(1)性格を理解してもらうこと
(2)家族が親しくなること
(3)親族や友人を知ること
(4)金銭感覚のすり合わせ
(5)価値観のすり合わせ

 

婚前にすべてのポイントを確認することが難しい場合には、(1)と(4)と(5)だけはしっかりと押さえておきましょう。

大事なのは、「違いを知る」からもう一段進んだ「違いを理解をし、すり合わせる」ことです。

これが、「期待は内側の意識」という意味です。

 

それに対して、結婚適齢期などの言葉があるように、「今を逃したら結婚できないかもしれない(幸せを掴めないかもしれない)」と判断する。

これが「射幸心は外側の意識」という意味です。

 

射幸心ではなく自分の内側の意識に目を向けて

恋愛中は相手の良いところしか見えなくなり、悪いところは敢えて見ようとはしないかもしれません。

ですが、結婚というのは、人生における一大イベントです。

 

結婚をして明るい未来を築きたいのなら、射幸心に踊らされず、相手を慎重に見極められる「内側の意識」を養ってくださいね。

 
 コラムニスト情報
飯田馨
性別:男性  |   現在地:東京都台東区台東3-3-1 2F  |   職業:手作り指輪専門家、緋銅作家

初めまして。手作り指輪の専門家、飯田馨です!

東京都台東区台東にある工房でRINPLA(リンプラ)を営んでいます。
“自分で欲しいデザインを自分で手作りする”という自由な発想で「世界にたった一つの手作り指輪」を手に入れることができます。これまで、手作り指輪を体験された方が完成した指輪を見て本当に嬉しそうな姿や感謝の言葉を頂きました。

年々手作り指輪の認知が高まる傾向は、とても良い事だと私は考えています。
また、指輪を手作りする目的は、贈る方と贈られる方の絆を深める心願成就です。
そのために、誰もが「想い」を指輪に込められることができる技術をもった専門家が必要で、その技術を提供できることがこれからは手作りに求められると考えています。

これまで、手作り指輪の世界を手作りした方達と一緒に創造して成長してきました。
その創造の目的は、幸福の拡大です。そこには贈る方だけではなく、職人も含め関わる全ての人がその創造を実現していくことを目指します。

見せる指輪ではなく、語れる指輪
100年先も語り継がれる物語を指輪という途切れることのない永遠のカタチにします。

RINPLAは、感動と喜びを増やすを理念に、手作り指輪取扱説明書入門編を作りあげ、1組1組自由な発想で想いを込める手作り指輪の普及活動に取り組んでいます。
自分でコンセプトから制作まで行う手作りジュエリー工房リンプラ
HP:https://www.rinpla.jp/