カフェインが体に及ぼす影響とは?集中力を上げたり、眠気を覚ましたりするメリットがある一方、デメリットも確認されています。コーヒーや紅茶、緑茶をよく飲む人は要チェック!
こんにちは、理学療法士・ダイエットコーチの山崎美由紀です。
コーヒーや紅茶、そして実は緑茶に多く含まれているカフェイン。
実は、カフェインはダイエットの効果に密接に関わっていて、また、多くの人が悩んでいるあの病気にも実は関わっています。
今回は、カフェインと体の関係をお伝えしますので、上手なかかわり方を見つけて頂きたいと思います。
カフェインは、私たちの体を興奮させ、戦うスイッチを入れる「交感神経」を活発にする働きがあります。
交感神経が活発になると、集中力が上がったり、疲労を感じにくくなったり、ここぞというときに眠気を覚ましたりなどの効果がありますので、仕事のプレゼンがある時などは強い味方になる飲み物です。
カフェインの「血管を細くする」作用が体に及ぼす影響
しかし、この交感神経には、血管を収縮(縮める)させてしまう作用があります。
血行が悪くなって、代謝が落ちやすくなることも
血管が細くなると、血行が悪くなります。
そして、体の細胞に栄養を届けるのは血液です。
血管が細くなってしまうほど摂取した場合、細胞が栄養不足になり、また脂肪を燃やす材料も届かないため、代謝を活発にすることが出来なくなってしまいます。
体温が低下し、免疫力がDOWN!
また、人間の体温も血液の流れで決まります。
「コーヒーが体を冷やす」とも言われているのは、コーヒーが血液の流れを阻害してしまうことも挙げられます。
体温の低下は、免疫力の低下にもつながってしまうのです。
実は、カフェインには頭痛鎮静作用があります。
鎮静と聞くと良いイメージがあるかもしれませんが、頭痛は脳の血管が広がることで起こります。
そうすると「三叉神経」という神経が刺激を受け、「痛みの原因となる物質」が放出され、血管の周りに炎症が起こります。
これが頭痛です。
その刺激は吐き気をコントロールする嘔吐中枢にも伝わるので、頭痛と吐き気が一緒に来るのはこういった仕組みです。
カフェインを摂ることにより一時的に血管が収縮すると、三叉神経への刺激がおさまりますので、頭痛は一時的に良くなります。
ですが、急激に抑えられた刺激は、今度は反動で急激に緩むようになってしまい、抑えた以上の頭痛を引き起こす原因となります。
ファスティングをした方によく頭痛が見られるのは、急激に血管が緩むことが原因として考えられます。
しかしながら、これは悪いことではありません。
血行が良くなるのは良いことですし、頭痛は辛いけど、頭痛があればあるほど、普段どれだけ自分の身体を緊張しっぱなしにさせているか気付くのに良いチャンスです。
カフェインをうまく手なずけるか、暴れ馬にしておくかはあなた次第!
上手な付き合い方を知っておきましょう。
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