水道水の味が悪い原因とは?自分でできる対処法も紹介します!
お風呂、洗濯、手洗い等、様々な物をきれいにするのに使われる水道水。
しかし、水道水を飲むとなると「まずい」と言われることもあり、どうしても気になってしまいますよね。
そこで今回は、水道水の味について解説します。
味が悪いと感じた時の対処法も解説しますので、ぜひご覧くださいね。
冒頭でも触れましたが、「水道水はまずい」と言われることがあります。
主に4つの原因がありますので、それぞれ解説します。
1つめの原因は、塩素によるカルキ臭です。
水道水は消毒の際、微量の塩素を使用するのですが、この塩素が原因で水道水独特のカルキ臭が発生してしまいます。
この臭いが原因で独特の水道水らしい味に感じてしまうそうです。
また、水道水には消毒の際、塩素を加えることが法律で定められていますので、地域差はありますが、どこの水道水でもカルキ臭は発生してしまいます。
2つめの原因は、サビ(金属)が水道水に溶け出してしまうことです。
水道水は水道管という金属の管を通って、私たちのところまで運ばれてきます。
水道管の状態が悪いと、サビ(金属)が溶け出して味が悪いと感じてしまうこともあるんですね。
3つめの原因は、貯水槽の衛生状態です。
水道局は貯水槽に水が入るまで水質保証をしていますが、その後に関しては保証されていません。
そのため、貯水槽が汚れていたりすると、カビや藻の発生により水道水自体が汚れてしまいます。
貯水槽はマンションの所有者や管理者が管理しているはずなので、問い合わせしてみてもいいかもしれません。
4つめの原因は、水温が高いことです。
夏場になると、東京の場合は水温が25℃以上になることもあります。
水温が高くなると、水道水特有のカルキ臭や金属臭が感じやすくなります。
そのため、少しぬるいなと感じたら冷蔵庫で冷やすか、コップに氷を入れるなどして対策するのが良いでしょう。
引用:東京都公式ホームページ
水道水の味はまずいと言われている一方で、最近の水道水はおいしいとも言われています。
このお話は本当なのでしょうか?
結論から言うと、本当です。
東京都水道局では毎年、水道水とミネラルウォーターの飲み比べキャンペーンを行っています。
飲み比べ後にアンケートも行うのですが、水道水の方がおいしいと答えた人が38.4%、どちらもおいしいと答えた人が17.2%となっており、2つ合わせると「半数以上の人が水道水をおいしいと答えた」ことになります。
また、東京都の水道水は、国が定めた基準以上に厳しい審査をし、カルキ臭の対策として水質改善に取り組んでいます。
上記の効果もあり、今では東京の水道水をペットボトルに詰め、「東京水」として販売するほど味にも自信をもって提供しています。
引用:COSMOPOLITAN
そのまま飲んでも問題ないとされる水道水ですが、やはり味が気になる人は気になるもの。
そこで、水道水をよりおいしく飲む方法についても紹介します。
1つめは「冷蔵庫で冷やす」です。
水を冷やすことで、水道水特有のカルキ臭も感じにくくなるため、おいしく飲めるようになります。
2つめは「水道水を沸騰させる」です。
水を沸騰させることで、カルキ臭の原因である塩素が減少するため、おいしくなります。
しかし、沸騰してすぐに火を止めてしまっては、あまり効果はないので、少なくとも5分以上は沸かすようにしましょう。
また、消毒の役割を担う塩素を抜くことになるため、沸騰後の水は雑菌が繁殖しやすくなります。
そのため、沸騰後の水はなるべく早く使い切るようにしましょう。
理想は、沸騰後の水道水を冷まし、冷蔵庫等で冷やしてから飲むことです。
3つめは「レモン汁を数滴落とす」です。
水道水にレモン汁を入れると、レモンに含まれるビタミンCがカルキ臭の原因である塩素を分解し、臭いを抑えてくれます。
また、この方法も塩素を除去する方法なので、なるべく早く使い切るようにしましょう。
他にも浄水器を活用したり、市販の水やウォーターサーバーを購入するといった対策も有効なので、ぜひ検討してみてくださいね。
今回は、水道水の味が悪い原因やその対策方法、近年の水道水の味について解説しました。
最後に、今回の内容をまとめると
- 水道水の味が悪い理由がある
- 近年、水道水も味が良くなってきている
- 味をよくする方法もある
上記のとおりです。
ぜひ、今回の記事を参考に美味しいお水を飲んでくださいね。
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