お母さんと離れたくない!!小学生の不登校の原因にもなる「分離不安障害」とは?

低年齢層の子どもの不登校の原因になることもある心の病気「分離不安障害(母子分離不安)」について解説。不安でたまらない子どもの気持ちを和らげるのは、親の愛情。ついつい子育てでやりがちな親のNG態度も紹介。

執筆者: 桜井 涼 職業:メンタルケア心理士、コラムニスト

 

 

小学校低学年までの不登校の原因になることもある『分離不安』とは?

こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。

今回は、低年齢で起こってしまう不登校に関係性のある『分離不安』についてお話ししたいと思います。

これは、養育者との関わりをしっかり持たなければならない時期に、良好な関係を築けない状態で育ってきてしまったことが原因で起こります。

低年齢の不登校や不安障害などに関係してきます。

 

 

 

母親の姿が見えなくなることが不安でたまらない!

分離不安は、子どもが愛着を抱いている人(主に母親)と離れることで不安に陥ることをいいます。
お母さん以外の人に抱かれたり姿が見えなくなると、泣いたり探したり後追いをしますね。

それが分離不安の反応です。

乳幼児のころによく見られる反応です。

ほとんどの場合は、年齢が上がると、お母さんは戻ってくると理解できるようになります。
ですが、不安気質が強い子どもや愛情不足の子どもの場合、過剰な不安(お母さんが事故に遭っていなくなる・自分が誘拐されて会えなくなるなど)を持ってしまうことがあります。
これが、『分離不安障害』という状況です。

 

こうなってしまうと、母親の姿が見えなくなることが不安でたまらなくなり、不登校になってしまうことがあります。

 

 

こんな子育てしてませんか?子どもを不安にさせる親のNG態度

上記のような症状を見せたときには、とにかく子どもの不安でたまらない気持ちを少しでも緩和させることが大切です。

「子どもに愛情をかけている」と親の方は思っていても、子どもはそう感じていないこともあります。

次のような態度に心当たりがないか、セルフチェックしてみましょう。

 

  • 話を聞いてはいるが、子どもの目を見ていない(家事などをしながらということが多い)
  • 子どもが甘えてきたときに、「ちょっと待って」と待たせることがある
  • 子どもといると、つい怒りがちになっている
  • 子どもに「~しなさい」と命令口調で話している
  • あれこれ指図してしまう
  • ハグなどのスキンシップをここしばらくしていない

 

愛情を感じ取る”うつわ”の深さは、子どもによって違う!

人の心には、愛情を感じ取るうつわのような物があると私は思っています。

そのうつわは、個々で大きさが違い、声をかけてもらっただけで満たされる子もいれば、抱きしめてもらって満たされる子もいます。
自分の子どもがどのくらいの深さのうつわなのかは、愛着を持って接しないと理解することは難しいでしょう。

愛着とは、特定の人物に対して強い絆を感じ、信頼関係を持つことです。

子どもにとって、その愛着を示すのが親(特に母親)です。

 


この愛着関係は、子どもの成長にとても大切なもので、発達する際の基礎となるものと言われています。

親が子どもに対して、「過剰かな」と思うくらいのコミュニケーションを持つようにしてあげて、やっと愛情を感じることができるという子もいるのです。
「過剰ではないか」という気持ちは親の気持ちですので、子どもの気持ちを最優先にして考えるようにしてあげてください。

たっぷりと愛情を注いで、子どもの不安を解消してあげましょう

乳幼児期に子どもと十分に関わりを持ってあげることは、発達する上で非常に大切です。

子どもは、愛情を感じることで安心し、次のステップへ進むことができるのです。


それなのに、愛情をかけられないでいたり、愛情不足な状態で長期間いたりすると、分離不安を引き起こすだけでなく、心に歪みを持ってしまうことだって十分にあるのです。

子どもの親である限り、たっぷりの愛情を持って接してあげてほしいと思います。

 
 コラムニスト情報
桜井 涼
性別:女性  |   職業:メンタルケア心理士、コラムニスト

元学習塾講師。妊娠出産のハプニングを乗り越え、現在は2児の母。
その頃より子どもの心の動きや医療に関係することに興味を持つ。

2009年より文筆家として活動。
子どもの心に関するコラム、子どもの心が正常に育つために夫婦へのアドバイス、子どもの病気関係を取材しコラムを執筆中。
心の闇を抱える子どもへの取材や心理学を学び、2016年「メンタルケア心理士」資格を取得。

ブログ『フリーライター桜井涼のたなごころ』
http://ameblo.jp/miehime0617/

 

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