意味怖クイズ! 意味が分かると背筋が凍る怖い話

意味怖クイズ!意味が分かると怖い話を、オリジナルで用意しました。 一見すると普通の話なのに、本当の意味が分かるとゾッとする、怖い話が盛りだくさんです。どうぞお楽しみください。

執筆者: 洋子

こんにちは。オカルト研究家の洋子です。

今日は、意味怖クイズ(意味が分かると怖い話)をお送りします。

話の本当の意味を知ったら、思わずゾッとしてしまう・・・普通の出来事の裏に隠された恐怖の真実に、あなたは気付けるでしょうか?

それでは、心を落ち着けて。意味怖クイズの旅へ出発しましょう。

 

【意味怖クイズ】夏の夜の肝試し

 ”夏の墓場で恐怖に手を繋ぐ男女と幽霊”data-lightbox=

 

蒸し暑い夏の夜に、少しでも涼しくなろうと肝試しをした。肝試しの内容は、くじ引きで決めた二人一組で墓地を一周し、一番奥のお墓に蠟燭を置いてくるというもの。


俺が右手に蝋燭を持って、ビビリの俺とアイツは、最初から最後までずっと手を繋いでいた。無事に蝋燭を置いて戻ってきた時には、二人とも手が赤黒く鬱血していた。


「やば!どんだけ俺ら強く握りあってたんだよ」と、お互いの左手を指さして大爆笑した。

 

【解説】

 

肝試しの最初から最後まで、手を繋いで離さなかった二人。同じ「左手」が鬱血するのはおかしい。二人の間にもう一人ある人物がいた。

 

二人がお互いだと思って繋いでいた手は、幽霊の手だった。

 

【意味怖クイズ】黒一色の千羽鶴

 

 

き半ば、体育の授業中に足を骨折した。全治2週間の俺の病室に、Aがお見舞いに来てくれた。


「ごめんな、俺のせいでこんなことになって」


「お前のせいじゃないって。わざとじゃあるまいし」


「でも・・・」


「それより、何持ってるんだ? お見舞い? 気を使わせて悪いな」


もんに思った俺は、Aの手元を指さした。


「ああ、これ! 作るの大変だったんだぜ」


なしているAが、持ってきてくれたお見舞いは、千羽鶴だった。


びが全部折られている鶴の、色は黒一色のみ。


っくりした! Aのやつ、そんなに黒が好きなのかな。

 

【解説】

 

会話を除いた、文章の頭文字を繋げると「つぎはくび」となる。俺を骨折させたAが、次に狙っているのは首(つまり死)。


黒い千羽鶴=喪に服す、鶴の首を折る=骨折する、といった意味を持つ地域があり、死を暗示している。

 

【意味怖クイズ】忘れられた友達

 

 

ある冬の寒い日、4人の子どもが林で遊んでいた。


「鬼ごっこ」や「だるまさんが転んだ」に飽きた4人は、「忘れられた友達」という遊びをすることにした。


ひとりの子が「忘れられた友達」の役をし、残りの3人は忘れられた友達の姿が見えていても、見えないふりをするという遊びだ。夕方になり、そろそろ帰ろうとすると、「忘れられた友達」役の子が本当に姿を消してしまった。


数時間かけて捜し、3人はその子をやっと見つけた。どこに行っていたのかと訊くと、その子は「僕はここにずっといたよ。なんで見つけてくれなかったの?」と言った。

 

【解説】

 

いないものとしてふるまうことで、3人の意識から「忘れられた友達」役の子は姿を消してしまった。


見えないふりをし続けることで、人は存在を消すことができてしまうのだろうか。

 

【意味怖クイズ】夜の散歩者

 

 

私は毎晩同じ時間に、窓の外を歩く同じ老人の姿を見かけます。


まるで何かの儀式のように、毎夜同じ時間に、同じ道を静かに歩いているのです。


老人は誰なのでしょうか、なぜ毎夜同じ道を歩くのでしょうか。私はその夜、勇気を振り絞り、老人に声をかける決心をしました。そっと家を出て、老人の後を追いました。


老人は滑るように歩き、私は小走りしないと追いつけませんでした。やっと追いつき声をかけましたが、老人は何の反応も示さず、ただひたすら前を向いて歩き続けるのみです。


老人の目は遠くを見つめ、まるで私の存在を認識していないかのようでした。

 

【解説】

 

老人は10年前に亡くなった近所の住人だった。彼は生前も、毎晩同じ時間に同じ道を歩いていたという。

 

【意味怖クイズ】荒れた墓場

 

 

 

僕はバスの運転手だ。毎日毎晩、同じルートを走っている。


その夜も、最後の停留所で老婦を乗せた。老婦はいつも同じ場所で降りるが、その場所はただの荒れた空き地だった。


その日は好奇心から、バスを降りて老婦を追いかけた。少し歩いた老婦が立ち止まったのは、荒れた墓場にあるひとつの墓石の前だった。


寒気がして振り返ると、バスの中で老婦が微笑んでいた。

 

【解説】

 

老婦が立ち止まった墓石には、彼女の名前が刻まれていた。死亡日は、彼女がバスに乗り始めた日と同じだった。

 

【意味怖クイズ】アパートの空室

 

 

 

あるアパートに、ずっと空室の部屋がある。

誰も住んでいないのに、昼間だけその部屋から子供の笑い声や話し声が聞こえてくる。

注意しようとしても、ドアには鍵がかかっていて開けられない。

 

【解説】

 

この空き部屋にいるのは、何年も前に亡くなった子供の霊。生きて普通の生活を送っていると思い込んでいるので、昼間にだけ現れる。

 

さいごに

 

意味怖クイズ(意味が分かると怖い話)いかがでしたか?


意味が分かると怖い話をもっと読みたい方は、ぜひ「意味が分かると怖い話」シリーズもご覧ください。

 

 
 コラムニスト情報
洋子

オカルト研究家の洋子です。

私の最大の関心事は、日本の古くから伝わる怪談話や未解明の伝説です。
全国の隠れた怖い話や地域特有の伝説に魅了されており、それらを探求するために日本全国を旅しています。

それぞれの地域で語られる独特の怪談話は、その場所の歴史や文化を映し出しています。
オカルト研究家として、同じ興味を持つ人たちとこれらの情報を共有し、議論を深めています。