冬物・春物のコートを自宅で洗濯する方法!クリーニング代を節約できる洗い方のコツ

衣替えのたびに気になるのがクリーニング代

装飾がついていたり特殊な生地だったりすると、何枚か出しただけで1万円をゆうに超えることもあり、意外と家計を圧迫しています。

 

もちろん大切なお品や高級品などはクリーニングに出すと安心ですが、それほど高価ではないもの、自宅で洗ってもいいと感じるものは思いきってハウスクリーニングしてみましょう。

 

今回は、クリーニング時もお値段の張るコートに視点を当てたいと思います。

 

 

洗える生地一覧

アクロンなど家庭で洗うおしゃれ着洗剤を使うと、ホームクリーニングの失敗を防ぎます。

以下、おしゃれ着洗剤を使って自宅で洗える生地一覧です。

 

  • 綿…薄い生地の場合、優しく洗って下さい。
  • 麻…毛羽立ちを防ぐため優しく洗って下さい。しわが付きやすいので脱水も短めに。
  • ウール…縮みやすいので手洗いが最適。
  • カシミヤ…形が崩れやすいので、必ず洗濯ネットに入れて下さい。
  • シルク…擦らないで下さい。洗剤を溶かした水の中で、泳がせるように洗って下さい。
  • ダウン…洗濯機か押し洗い。日陰に干して、たまに羽毛をほぐしながら乾かします。
  • レーヨン…破れないよう優しく洗って下さい。干す時もパンパンと引っ張らないようにします。
  • ポリエステル…薄い生地の場合、優しく洗って下さい。
  • ナイロン…必ず日陰干しにして下さい。直射日光に当てると変色します。
  • アクリル…裏返しにして、洗濯ネットで洗います。毛玉が出来やすいので注意。

 

ダウンジャケット系の場合

最も簡単に洗えるのはダウンジャケット。

もこもこしているので洗えないと思っている方も多いと思いますが、「洗えるダウンジャケット」が発売されたように、ほとんどのダウンジャケットは自宅で洗濯が可能です。

 

ダウンジャケットの羽毛はもともと脂分が含まれているため、水に濡れてもへたれません。

ファーなどの装飾は取り外してから行って下さい。

 

洗い方
  1. ダウンジャケットを畳んで洗濯ネットに入れます。
  2. ダウンジャケットは水に浮くので、洗濯ネットごと何かでぐるぐるに縛っておきます。
  3. 普通に洗います。洗濯機に「手洗い」や「優しく」モードなどがあれば、そちらを使って下さい。
  4. 洗い終えたら取り出し、部屋干しか陰干しをして下さい。
  5. 乾いたら叩いて形を整えます。

 

洗剤は入れないで下さい。羽毛の脂分が溶けだし、ぺたんこのダウンジャケットになってしまいます。

 

コート系(ショート・ロング・ジャケット)の場合

絵表示をチェックし、洗える生地かどうかを予め把握をしてから行って下さい。

 

洗い方
  1. 汚れが目立つ襟やそで口などに液体洗剤などを染み込ませ、あらかじめ軽く手洗いしておきます。
  2. 裏返しにし、ボタンを外したまま洗たくネットに入れます。折りたたむようにして入れて下さい。
  3. 普通に洗いますが、洗濯しわを防ぐため脱水時間は長く取らないようにして下さい。
  4. 形を整えて、陰干しを行います。
 
干すとき、細めのハンガーにすると型がついてしまいます。タオルを入れるか太めのハンガーで吊るしましょう。

 

干し方

直射日光は避け、陰干しを行うこと。

外で干すより室内干しか、浴室で干すのが理想です。


ハンガーは細いものだと型がつくので、タオルを挟んだものにコートを掛けるようにして下さい。

袖口のしわを防ぐため、丸めたタオルを挟めるのも有効です。


細かな部分は干す際に指で少しピンと引っ張り、しわを防いで下さい。


 

おわりに

案外簡単に洗えますし、自宅で洗っても問題ない生地であれば、極論手洗いなら全て洗えるということになります。

しわにならない畳み方をすれば、次のタイミングで出した時もすんなり着れるのでわざわざクリーニングへ持っていくこともありません。


「絶対に失敗したくない」というようなお洋服の場合だけクリーニングへ、そうでないものや長いこと着ないであろうお洋服の場合は自宅洗い、という使い分けをすると、節約にもなってお得です。