初めての自作アクアリウム入門!熱帯魚の飼育器具と水槽レイアウトセット -後編-
前回は、アクアリウムを始めるために必要な覚悟と飼いやすい熱帯魚の種類、そしておすすめの水草を紹介しました。
今回は、アクアリウムに必要な飼育器具と水槽のセットアップ方法を紹介します。
アクアリウムで絶対的に必要なものは、水槽と魚です。
この2つがあればアクアリウムと名乗れるでしょう。
しかし、魚を長生きさせ、美しく水槽を見せるためにはまだまだ必要な物があります。
これは無くてはならない物です。
魚や水草、水、器具を入れるものです。
プラスティック製やガラス製など様々な種類がありますが、最初は自分の好きなもので構いません。
60cmサイズの水槽が流通量が多く、値段も他と比べてかなり安いです。
前回のコラムで書いた種類がお勧めですが、自分の好みにあう品種、好きな魚を必要に応じて購入しましょう。
ただし、淡水と海水では全く違うので注意が必要です。
これは無くてもかまいませんが、水草が綺麗に飾られた水槽は見ていて心が落ち着きますね。
こちらも、前回のコラムで書いた種類がおすすめです。
魚を飼う上で、必ず魚の糞や死骸・食べ残しが出てしまいます。
それによって水質が悪化してしまいます。
そこで発生したバクテリアや不純物を取り除く必要性があります。
ろ過器を使えば、電気駆動で常に水槽の水を清潔に保ってくれます。
水槽のサイズに応じてサイズも変えましょう。
水槽を明るく照らす上では欠かせないアイテムです。
魚の綺麗さ、水草の優雅さをより良く演出してくれます。
一年で気温が変わらない部屋は恐らくないでしょう。
そのため、水の温度を熱帯魚に合わせてあげる必要があります。
夏はクーラーを(水面を波立たせて水温をさげる)、冬はヒーターを(ハロゲンヒーターのようなもの)を入れてやる必要があります。
また、それらの温度を測るための水温計も一緒に購入しておきましょう。
これは必需品です。必ず買いましょう。
生きエサ等様々な種類がありますが、フレークが良いでしょう。
臭いも少なくエサを上げやすいです。
魚の種類に応じてあげるエサを変えましょう。
魚も呼吸をします。
水草を入れていない場合、水中の酸素濃度が低下する可能性があります。
その場合、外気から空気を送ってあげる必要がありますが、エアーレーションはそれを担う器具です。
家庭用で使う水には、人体には無害なカルキが含まれています。
しかし魚には有害なのです。
そのため、水質を魚に合わせるための薬剤、カルキ抜きを購入しましょう。
基本的にはカルキは水草を入れておけば抜けますが、最初は手間がかかるので是非購入しましょう。
大磯・砂利・人工など様々な種類があります。
また、魚が体を休めるところ、たまごを生むところ、水草を自生させるところ等、様々な役割を担います。
水草を植えるなら必ず入れましょう。
以上の物があれば、アクアリウムを本格的に始めることができます。
最近はセットで販売していることが多いので、初心者はそれらを購入するのが無難です。
次に水槽のセットアップについて説明します。
この操作はパッケージに書かれていることが多いので、簡単に説明します。
また、上記のアイテムをすべて揃えていることを前提としています。
最初が肝心です。
砂は意外と汚れているので丁寧に洗いましょう。
洗うのが面倒くさい方は、洗わなくて良い物も販売されておりますので、そちらを購入しましょう。
世界に一つだけの水槽を作りましょう。
準備の中で一番楽しい作業です。
先にレイアウトを作成してから水を注ぎましょう。
水を入れてからレイアウトを作成すると、上手く設置が出来ません。
水質を調整し、ろ過器・エアーレーション・ライトを稼働させましょう。
これは試運転が目的です。まだ魚を入れてはいけません。
機材が正常に稼動することが確認できたら、水槽の温度、水質が安全であることを確かめましょう。
良くある失敗は、水温が低過ぎ(高過ぎ)てしまい魚が即死してしまうことです。
気を付けましょう。
パッキングされている魚をそのまま5~10分水槽につけます。
これは、パッキングされた水温と水槽内の水温を合わせるためです。
以上の手順を踏んだら、いよいよ魚を入れ、アクアリウムを楽しむことが出来ます。
一番気を付けていただきたいのは5番の水温と水質です。
カルキ抜きを忘れたり、お湯や冷水に魚を入れることはしないよう気を付けて下さい。
以上で準備完了です。
もう初心者は卒業したと言えるでしょう。
ここからがアクアリウムの醍醐味です。
熱帯魚の鮮やかさや可愛らしさ、緑色の水草を眺めて心を落ち着かせることが出来ます。
是非、アクアリウムで新しい趣味をスタートしてみましょう。
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