癒しのアクアリウム入門!初心者におすすめの熱帯魚の種類・水槽を彩る水草を紹介 -前編-
ペットといえば、犬や猫が多いですよね。
はたまた爬虫類を飼われている方もいらっしゃいます。
しかし、現代の生活では、動物の特有の臭いや騒音により、ペットを飼うこと自体を禁止しているマンションやアパートなどが多いのです。
集合住宅では、満足にペットすら飼えないのが現状です。
しかし、今回紹介させていただく「アクアリウム」は、動物の臭いがなく、騒音がありません。
何より維持費が安く、初期費用も低く、心に安らぎを与えるという良いことづくめの趣味です。
「アクアリウム」というのは、自宅に水槽を設置し、その中で水草や熱帯魚を飼育することです。
それでは、アクアリウムの魅力と始め方について説明していきます。
まず、アクアリウムを始める上で、必ず熱帯魚を飼うことで覚悟してもらいたいことがあります。
それは、命を扱うということです。
魚とはいえ、人間には見えないかもしれませんが、痛みや感情は必ずあるはずです。
面倒であっても、途中で飼育することを放棄したり、近所の川に放流したりすることは絶対にやめてください。
これは最低限のルールです。
次に、アクアリウムの基礎知識について説明して参ります。
熱帯魚も様々な種類があり、小型ならものから大型のものまであります。
小型なものは2cm前後ですが、大型のものとなると1m以上のものもあり、さすがに家で飼うのが難しくなってきます。
大きいサイズの熱帯魚(アロワナ、プレコ、淡水エイ)には、大きいサイズの水槽が必要になります。またそれを支える土台の棚も必要になり、更にはエサが高価なものが多いので、初心者には難しいです。
今回は、初心者向けの小型で飼いやすい熱帯魚について紹介します。
どこのペットショップにも置いてあり、見たことがあると思います。
アクアリウムの王道ともいえる品種で、魚の色、体型、種類も多岐に渡ります。
性格は穏やかで、初心者に飼いやすいです。
雄雌を一つの水槽に入れておけば、高確率で子供を産みます。
ただし、その子供を成魚まで成長させるには多少の技術と道具が必要となります。
一匹100円前後です。
これもアクアリウムの定番で、ネオンテトラなどの品種がこれにあたります。
性格は穏やかで、こちらも初心者向けの品種です。
グッピーと違い、繁殖は特殊な環境が必要なので難しいでしょう。
一匹120円前後です。
プラティは、カラシン系と間違えやすいですが、違う種類です。
カラシン系は卵生ですが、プラティ系は卵胎生です。
これも飼いやすい品種で、ミッキーマウスプラティと呼ばれる(ヒレがミッキーマウスのよう)ものが人気です。
一匹100円前後です。
以上の三品種は値段も比較的安価で、飼いやすいので初心者にお勧めとなっています。
次は水草について説明します。
水草は、水槽を鮮やかに彩り、美しく見せるための重要な役を担っています。
また、熱帯魚に必要な酸素の生成にも一役買っています。
水草を植える際は当然ですが、ソイル(土壌)が必要となります。
ソイルは、大磯、人工、砂利など様々なものがあります。
薄緑色の背の高い水草で、砂に関係なく丈夫に育ちます。
背が高いので、水槽の後ろ方に設置されることが多いです。
一株80円前後です。
少し大きめで、ぷりっとした可愛らしい葉が特徴的です。
アナカリスとは違って、物に縛り付けて自生させます。
一株150円前後です。
芝のような水草で、いわばコケのようなものです。
繁殖力が強く、物に縛り付けるか、水中を漂わせて飼育します。
パック売り300円前後です。
まだまだ水草にも種類がありますが、二酸化炭素の必要なもの、照明の明るさが必要な物などあり、初心者向けではないのでここでは紹介を控えます。
いかがでしたでしょうか。
今回は、アクアリウムの心構えと、初心者でも飼いやすい小型とおすすめの水草を紹介しました。
ショップで購入する際はぜひ参考にして下さい。
次回のコラムでは、飼育器具と水槽のセットアップについて説明します。
そちらもお読み頂ければ、いよいよアクアリウムが始められます。
|
|
|
|