あの犬にはいつも吠える…ワンちゃん同士の相性ってあるの?同じ犬種の方が相性がいいの?
お散歩中の愛犬、すれ違う特定の犬と仲が良かったり悪かったりしませんか。相性の良い犬種は存在するのでしょうか?犬同士が遭遇したときに反応が異なる原因と、警戒されがちな犬の特徴、他の犬と交流するときの注意点を紹介。
犬とのお散歩中、会うと必ず挨拶をする仲もあれば、特定の犬にはいつも吠えてしまうという場面がよくあります。
観察してみると、似たような見た目の犬に同じような反応をしたり、犬種によって犬同士の関係に差があるように感じる方もいるでしょう。
犬には「犬種」なんて概念はないはずなのに、どうしてこのようなことが起こるのでしょう?
また、相性の良い犬種はあるのかについてもお伝えします。
「○○色の犬には吠えてしまう」「自分より背の低い犬なら大丈夫」など、特定の犬種とまでいかずとも、犬の特徴によって犬の反応が変わってくることがあります。
それは、相手の犬に近づいて匂いを嗅ぐ以前に、目で見て大きさや色・身体的特徴やボディランゲージなどを確認し判断しているのです。
また、同じ犬種でも、白と黒では、黒い犬の方が警戒されやすい傾向にあるようです。
- 吠えられた
- 追いかけられた
- しつこく匂いを嗅がれた
- 咬まれた など
その場では楽しそうにしていたとしても、実はすごく嫌な経験として記憶に残っている場合があります。
成長した後に表面に出て来るケースもあるので、ドッグランや他の犬と交流する際には、十分に注意が必要です。
例えば、柴犬やシェパードのようなマズルの長い犬と、パグやフレンチ・ブルドッグのような鼻ぺちゃな犬種では、見た目だけではなく嗅覚にも差があると言われています。
犬同士の挨拶をするときに、相手の匂いを嗅ぐときに、鼻ぺちゃな犬種はどうしても、「グイグイ」と鼻を押し付けてしまいがち。
ですので、悪気はなくても、「ちょっとちょっと、近いよ~!」と、相手を怖がらせてしまうことがあります。
そのほか、耳や尻尾の形によっては、ボディランゲージが犬同士で読み取りにくいことがあります。
このような場合も、警戒されがちです。
テリアや猟犬・牧羊犬など、身体能力が必要とされる仕事をするために作られた犬種と、トイ・プードルやチワワなどの愛玩犬では、遊び方に大きな差が生まれやすいです。
例えば、お互いに追いかけっこをして遊んだ場合に、スピード感や身体能力の差が大きいと、どちらか一方が疲れたり恐怖を感じてしまう場合があります。
そのため、「やっぱり同じ犬種同士の方が仲良く遊べるのね」というケースが多いのです。
犬種が違えど、犬は犬。
結局のところは、個体それぞれの相性によるところが大きいです。
ただし、同じ犬種同士の場合は、オーナーさんがその犬種の特徴をよく理解しているので、お互いに安心して交流させられるようです。
その場合も「同じ犬種だから大丈夫」と無理に遊ばせようとするのはNG!
犬それぞれの相性をよく見てあげましょう。
同じ「犬」という種類なのに、体重1キロのチワワから100キロのマスチフまで、身体的には大きな差があります。
犬同士を交流させる際には犬種にこだわりすぎないでほしいのですが、体格差や年齢差、体力差には十分注意して、ケガや事故がないようにオーナーさんが見守ってあげてくださいね。
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「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。
卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。
*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業
*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士
パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。
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