線が途切れている、薄い…悪い手相は運勢低下のしるし?手相が伝える心理メッセージとは

執筆者: 寺島みさお 職業:手相学研究家/家族療法カウンセラー/手相講師
はじめに

こんにちは、手相学研究家の寺島みさおです。

 

手相には、一般的に「良い手相」「悪い手相」が存在するのは事実です。

しかしながら、手相カウンセリングを行ってみて分かったことは、一般的に「良い手相」と言われる手をお持ちの方が必ずしも幸せと感じている訳ではないのです。

 

それはなぜでしょうか?

ここに、手相を活用する上での大きなヒントが隠されていると思うのです。

 

手相は個性である

手、指、手相などあらゆる部位からあなたの姿を教えてくれている手相学ですが、それぞれが意味することが微妙に違っています。

 

西洋手相学で、多くの占術家が参考にしているWilliam G. Benhamの著書によると、このように表現されています。

 

● 「手」の特徴は、人の本質的な部分を司る
● 「指」の特徴は、資質をいかに動かしているかを司る
● 「手のひら」は、本能的なリアクションを司る
● 「手相」は、人の心理を司る

 

まさに「手」は、あなたそのものを如実に映し出していると言えるでしょう。 

 

「手」を観察すると、通常は表に出していないことも含め、あなたの行動・思考・感情の様相が手に取るように知ることが出来るのです。

 

 

手相が教えてくれること

なかでも手相(手の線)は、左脳や右脳の働きを目に見える形で示してくれているという考え方があります。こちらは前回のコラムでご紹介した通りです。


脳は人の司令塔です。

どう感じ、どう考え、どう行動するかを発令する部分ですね。

そう考えると「あまり良くない手相ですね」などと否定することは、その人そのものを否定するのと同じことだと思いませんか?


手に現れる現象には、必ず良い部分(活かすべきポイント)弱い部分(改善すべきポイント)が存在します。

例えば「感情線が長い人は愛情深い」という読み方があります。

では、短い人は愛情がないのでしょうか?

いいえ、皆さん「愛情」を心に秘めています。

 

感情線が短い人は、気持ちを表現することが、長い人に比べて苦手なだけです。

そのことに気付いたら、上手に気持ちを表現するように努力をすれば良いのです。

 

逆に感情線が長い人は、あらゆる手段で、自然に気持ちを表現する傾向があります。

好きな人が出来たら、毎日毎日メールを送る、電話をする、愛していると言わずにはいられないなど。

あまりしつこいと、逆効果になることもあるのではないでしょうか。

時と場合によっては、少し慎んだ方が良いかもしれませんね。

他人と比べるのではなく、本来の自分を生かす

「人と比べた途端、自信と誇りが崩れていく」

そんな言葉を聞いたことがあります。


手の形、指の長さ、手相が一人ひとり違うように、あなたの持ち味や活かすべきポイントも違っています。

生きるべき人生も違います。

 

人が持っているものを羨ましがる前に、自分自身が持っているものを、いかに有効に使っていくかにフォーカスすると、自ずと進むべき方向が見えてくるのではないでしょうか。

悪い手相は可能性の宝庫

手全体がふっくらとしていて、一本一本の指がすらっと真っ直ぐ伸び、主要線(感情線・知能線・生命線・運命線)がくっきりと長く記されている手相は「良い(強い)手相」「運気の良い相」などと言われます。

 

逆に、肉厚が貧弱で、指が曲がっている手、弱々しく、切れていたり蛇行していたりする手相は「悪い(弱い)手相」とされ、これを「運気が悪い手相」という方もいるようです。


手相は心理状態を表しています。

手相が弱く切れている原因は、単に運が悪いのではなく、その人の心の内にある「何か」がそうさせていると考えられるのではないでしょうか?

 

そして、その「何か」を突き止めて改善すれば、もっと良い面が開拓されていきます。

そういう意味で言うと「弱い手相」には、たくさんの可能性が詰まっていると言えるでしょう。

おわりに

第一回のコラムでご紹介したような、「私はどうしたら良いのでしょう」の答えが手相であるとするならば、それは「この人生を生きる上で、何をどう活用したら良いのか」「何を改善すれば、より楽しく日々が送れるのか」を記してくれていることでしょう。

 

まずは、あなたの可能性を知ることから始めてみませんか?

あなたの人生を攻略する手がかりが、あなたの二本の手に記されているのです。

 

 
 コラムニスト情報
寺島みさお
性別:女性  |   現在地:東京都台東区  |   職業:手相学研究家/家族療法カウンセラー/手相講師

東京都台東区台東4-2-4 勝部ビル102
一般社団法人HASTA手相学研究所 代表理事
手相学研究家・家族療法カウンセラー

手相占いの基礎を本格的に習得後、独学で西洋手相学や東洋手相学の原書文献などから、手相学という「哲学」にアプローチし、心理を読む手相、カウンセリングツールとしてのHASTA手相学を確立。
手・指・手のひら・手相など、手をあらゆる部位から分析することで、単なる未来予知ではなく「自分を生きる」指針としての手相活用術を発信している。
一方で、家族療法カウンセラーとして、子育て支援や人財育成事業を展開。赤ちゃん・子ども手相鑑定、親子手相鑑定でお子さんの心と資質を読み取り、親子関係等、人と人との価値観の違いや資質を引き出す事で、コミュニケーションサポートを行っている。

現在は、東京都台東区(大江戸線新御徒町/JR御徒町)を拠点に、カウンセリングの個人セッションをする一方、手のひらの線(手相)のみならず、手の特徴、指の特徴からも人の傾向を読み背中を押すことのできるカウンセラーを養成する手相講座やコミュニケーションアドバイザー、自己実現アドバイザー等の講座を開催している。

ホームページ http://hasta-tesou.com
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