猫背解消エクササイズ!寝たままストレッチで背筋を矯正しよう
背筋がシャキっとした人は、とてもスリムに見えますよね。
逆に猫背の人は、自信が無さそうに見えてしまいます。
良くないと言われ続けている猫背ですが、実際のところ、美容面にも健康面にも悪影響を与えているのです。
健康面では、内臓疾患を招く恐れがあります。
心臓や肺、胃や肝臓など、上半身にある内蔵が、猫背により常に圧迫されているので、これらの臓器の血流が悪くなります。
血流が悪い状態が長く続けば、いずれ病気を患うことにもなりかねません。
美容の観点から見ても、やはり猫背は良くありません。
まず、見た目が良くありませんよね。
猫背の立ち姿は、老けて見えます。
他にも、猫背の人は腹筋が弱い傾向があるので、お腹周りがたるむことにもつながります。
正しい姿勢をキープするだけで、インナーマッスルが自然と強化されて、スレンダーな体になることが出来るのです。
しかし、意識しただけでは、中々長年の癖は直りませんよね。
気にしている間は、背筋を伸ばすことが出来ても、気が付くとまたすぐに元に戻ってしまいます。
やはり、猫背を治すのにも、それなりの努力が必要です。
今回は「猫背を治すに当たって、何を意識したら良いか」というポイントと、実際に猫背矯正に効果のあるエクササイズをご紹介します。
猫背を治すのに最も重要なのが、お腹周りの筋肉です。
お腹周りのインナーマッスルが上体を支えるので、猫背を治すのには最も大切なアプローチとも言えます。
お腹の筋肉といっても、一般的に腹筋と呼ばれている「腹直筋」ではありません。
腹直筋とは、良く「割れた腹筋」と言われる筋肉です。
マッチョな男性の象徴なっておりますが、体を支える意味では、重要な役割を果たしていません。
それよりも大事にしたいのが、両脇腹を走っている「腹斜筋」や、腹直筋と腹斜筋の下にある「腹横筋」、背中の筋肉の「背筋」などです。
これらを鍛えると、やがてお腹にコルセットを巻いたような状態になります。
筋肉のコルセットで支えているので、猫背になりにくくなります。
簡単に、しかも根本から猫背を改善したいのであれば、上記で述べたような筋肉を強化していくことが一番です。
以上の点を踏まえて、実際に猫背に効果のあるエクササイズを行っていきましょう。
エクササイズと言っても、自宅で簡単に出来る、腹筋を鍛えるエクササイズです。
1.
背中が痛くない場所(畳の上やヨガマットの上など)で、仰向けになります。
2.
両足を伸ばし、ぴったりとくっつけ、踵を直角にします。
両手の手のひらをお尻の脇の床に置き、しっかりと床に押し付けます。
3.
息を吸いながら、両足をゆっくり上げます。
この時に膝を曲げてはいけません。
膝頭に力を入れ、膝裏を伸ばす意識で行います。
4.
両足が真上まで上がったら、息を吐きながらゆっくり降ろしていきます。
ここで注意が必要です。
床に足を落としてはいけません。
床スレスレのところで、ぴたっと止めます。
腹筋と背筋がかなりキツいですが、頑張って下さい。
5.
また息を吸いながら、ゆっくりと真上まで両足を上げます。
そしてまた、息を吐きながら床スレスレまで落とします。
床に足を落としたいところですが、それを堪えて、また息を吸いながらゆっくり上げていきます。
このエクササイズは、上げて下げてを1セットとして、1日15セットを目安で行うと効果的です。
最初は1回だけでもキツいはずです。
毎日朝昼晩続けて、少しずつ少しずつ増やしてみて下さい。
いかがでしたでしょうか。
紹介したエクササイズのポイントは、膝をしっかり伸ばすこと、踵を直角にすること、ゆっくり行うことです。
このポイントをいい加減にして100回行うより、注意しながら10回行った方が、ずっと効果があります。
多く行うことは重要ではありませんので、丁寧にゆっくり行うことを心掛けて下さい。
継続は力なりです。
地道に頑張って、真っ直ぐ伸びた背筋を手に入れましょう。
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