ヨガとピラティス、どちらがおすすめ?目的・効果別で見る種類と選び方
こんにちは、美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
ヨガとピラティス、似ているようだけれど、始めるとしたら一体どちらを選んだら良いでしょうか?
2つの特徴と共に解説していきます。
以下の質問に答えながら、選んでみて下さいね。
ヨガの中でも体の力を程良く抜いて、ゆっくりキープ出来るリラックス系の流派がお勧めです。
また、ピラティスの中でも入門のクラスは、ゆったりとした深い呼吸と丁寧な動きでリラックス出来ます。
どちらも体が奥からほぐされ、浄化されていきます。
ヨガの中でも立位や太陽礼拝のポーズを主体とした、パワーヨガ系がお勧めです。
柔軟性、コントロール筋力、バランス力などを高めることが出来ます。
ピラティスの中でも、次から次へと途切れることなく流れるようにエクササイズを行う、フロー系のクラスがお勧めです。
コントロール力、筋持久力などを鍛えることが出来ます。
スポーツのスキルアップに役立てるなら、ピラティスがお勧めです。
体幹をしっかりと意識して使い、あらゆる運動の基礎となる姿勢や効率の良い体の動かし方を学びます。
メンタル面での向上を狙うなら、ヨガがお勧めです。
ヨガは、ピラティスほど特殊な意識を必要とせず、誰にでも気軽に始められるクラスが多いです。
幅広い体力を付け、全身を満遍なく使うことが出来ます。
ぎっくり腰や四十肩など、動けなかった部分を動かせるようにしていくリハビリなら、ピラティスがお勧めです。
ピラティスは自分の今の筋力に合わせた柔軟性を付けていきます。
腰痛を予防するための筋力を付け、筋力でコントロール出来ないところまでは体を動かさないので、安全で着実に腰痛にならない体づくりをすることが出来ます。
肩こりは、普段の生活の中で不自然な姿勢で肩周りを固めていることで、筋肉が凝り固まっている状況です。
固まっている筋肉をほぐし伸ばすには、ある程度負荷が必要です。
ヨガでは、日常生活では伸ばせない範囲に関節を大きく動かすので、コリをほぐしてくれるのです。
ピラティスは、全てのエクササイズをウエスト・骨盤周りを引き締める胸式呼吸で行います。
手足の運動も必ずウエスト・骨盤周りを引き締める力を使うので、即効性を感じるでしょう。
ヨガは、腕で体を支える姿勢や片脚で体を支える姿勢など、重力に対して腕や脚に負荷をかけるポーズが数多くあります。
脇や鼠蹊部(そけいぶ)を伸ばすポーズも多く、腕や脚の老廃物を流しやすくするリンパ節の刺激をすることも出来ます。
いかがでしょうか。
ヨガとピラティスの特徴や適性を見分けられましたでしょうか。
実践して、変化を味わっていただけることを願っています。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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