リンパの流れをスムーズに!ツボを刺激しむくみを取る、痛気持ちいい全身ストレッチポーズ6種

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
はじめに

朝起きると顔がむくんでいたり、夕方には脚がパンパンになってしまうなど、むくみに関する悩みは数知れず。


むくみは冷えとセットになっていることが多いのです。

冷房に常時当たっていたり、冷え症の方は特に注意が必要です。


また、運動不足やストレスの多い生活もむくみやすくなるのです。
血液中の老廃物を濾し出す腎臓に負担がかかり働きが落ちてしまい、それがむくみの原因になるためです。


腎臓の働きを整えるツボの刺激すると、詰まりがちなリンパの流れをスムーズにします。

今回は、その腎臓の働きを整えツボを刺激するポーズをご紹介します。

 

足首回しのポーズ -免疫や代謝を高める-

足首を根元から丁寧に大きく回します。

足首にはむくみを解消し、免疫や代謝を高めるツボがあります。
ホルモンバランスを整え、運動不足を解消します。
オフィスで座っていてもできますから、いつでもこまめに行えます。

 

 

四つん這いでふくらはぎマッサージ -腎臓・膀胱・泌尿器系-

四つん這いになり、片足の足首を反対側のふくらはぎに乗せて、正座をするように体重をかけます。


足首を乗せる位置を、膝裏の方からアキレス腱の方まで様々に変えたり、体重のかけ方を変えることにより強度を調整出来ます。


ふくらはぎも腎臓・膀胱・泌尿器系のツボが集まっています。

腰痛や膝痛のツボでもあります。

 

 

片手のネコの伸びのポーズ -リンパの流れを促す-

四つん這いから片腕を前に伸ばします。

同じ側のこめかみを床に付けるようにして、体重を肩に乗せながら背骨をしならせます。
お尻は天井に突き出して下さい。

肩周りの力を抜いて、気持ちよく伸ばしましょう。


普段固めている脇を伸ばして、リンパの流れを促します。
脇の下は、全身の中でも一番大きく重要なリンパ節がある箇所です。

肩こりも解消されますし、授乳中の方はお乳の出が良くなる効果があります。

 

 

猫のねじりのポーズ -腎臓の働きを整える-

まず、片手でネコの伸びのポーズをします。

前に伸ばした腕と反対側の腕を手のひらを天井に向け、前に伸ばした腕の下をくぐらせます。

その腕を床に滑り込ませ、肩と頭を床に付きます。

さらに、前に伸ばしていた腕を天井に持ち上げ、息を吐きながら体をねじります。

 

背骨をねじる時、ちょうど腎臓がある位置に一番刺激が強く入ります。
腎臓への心地よい刺激で、働きを整えていきます。

 

 

ハトの準備のポーズ -ホルモンバランスを整える-

四つん這いから片膝を前にスライドさせます。

その足を内側へ持って来て、あぐらの状態にします。
反対脚は、後ろへまっすぐ伸ばしておきます。
あぐらの脚のすねの骨の内側を、肘を使ってツボ刺激・マッサージをしましょう。


すねの骨の内側は、腎臓・肝臓・ホルモンバランス・消化器系などたくさんのツボが集まっています。
呼吸に合わせて、ゆっくり押してみましょう。

 

 

うさぎのポーズ -自律神経を整え、ストレス解消-

四つん這いから脳天を床に押し付けます。

可能であれば床の上で頭頂部をゴロゴロと動かしてマッサージをします。


脳天は、心身の流れの滞りを取り、スムーズにするツボです。
自律神経の働きを整え、ストレスを解消します。

 

 

おわりに

むくみを気にして水分摂取を控える方もいるかもしれません。

しかしストレッチやセルフケアをすると、血流は良くなります。

そこで水分を摂り代謝を良くすれば、むくみの解消効果がさらに上がります。


お茶やジュースのように、さまざまな成分が含まれているものは少なからず肝臓や腎臓に負担をかけています。
可能であれば、常温混じりけのない水をこまめに摂ると良いです。


体温が下がると、血流だけでなく代謝や免疫も落ちてしまいます。

夏場も足元や肩回りなどを冷やさないように気を付けて下さい。
むくみ知らずの快適な毎日を過ごしましょう。

 
 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com

 

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