束縛したくないのに、彼氏をどうしても束縛してしまう時の対処法 [心理カウンセラー解説]

束縛せずに彼氏をずっと夢中にさせるには?心理カウンセラーが教える、恋人に飽きられないための愛情表現のやり方。

執筆者: 小日向るり子 職業:心理カウンセラー
はじめに

恋人が携帯を見ていると、浮気してるのではないかとドキドキしてしまう。

会わない時間が不安で溜まらなくて、何度も連絡してしまう。

恋人の携帯が放置されていると、見たい欲求にかられる。


束縛したくないと思っているのに、携帯電話やSNSの普及に伴って、相手の居場所や行動が追いやすくなった現在、こうした相反する葛藤心理に悩む人が多くなったのではないでしょうか。


しかし、追われれば逃げたくなるのが人の常。

今回は、この厄介な「束縛心理」と上手に付き合って、恋人から「束縛されている」と思わせずにしっかり愛を捕まえておくポイントをお伝えしたいと思います。

 

 

信じていることを言葉で伝える

ポイントは1つ。

相手を信じていることを「日々言葉で伝えること」です。

「あなたを信じているよ」という言葉を、日々伝えていますか?

実はこの言葉を伝えるとき、相手のことを本当に信じているかどうかは関係ありません。

日々伝え続けることに意味があります。

 

マズローの欲求五段階説を参考にしよう

マズローの欲求五段階説というものをご存知でしょうか。

 

これは、心理学者マズローが提唱した説で『人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が満たされると、より高次の階層の欲求を欲するようになる』というものです。


第一階層は「生理的欲求」。

これは生きていくための基本的・本能的な欲求で、この欲求を満たされると、次は「安全欲求」(安全・安心な暮らしがしたい)→「社会的欲求」(集団に属したり仲間が欲しい)と上がっていきます。 

 

 

愛情を込めた言葉は尊厳欲求を満たす

そして次に「尊厳欲求」という欲求が出てきます。

これは、他者から認められたい、尊敬されたい、という欲求ですが、愛情を込めて伝える「信じているよ」という言葉は、この「尊厳欲求」を充足させてくれる言葉なのです。


充足感は、自分自身が承認されているというプライドとなります。

プライドは、自分を強く支えるもの。

このプライドを与えてくれる人は、離したくない存在となります。


もし浮気をしていたとしても「信じているよ」とにっこりと笑って言われ続けていれば、大抵の人は「何が自分にとって大切か」ということに気付き、目を覚まします。

 

言い方のポイント

ただし、この言葉を言うときは、怒ったような顔をしたり、不安そうな顔をして言ってはいけません。

明るくさっぱりと言うことがコツです。

 

「信じて良いの?」と疑問形で言うことは絶対にNGです。

「疑っているのか!」と、相手を不快な思いにさせてしまうのがオチです。


ちなみに、欲求五段階説の最後は「自己実現欲求」(自分の能力を引き出し、創造的な活動がしたい)です。

 

信じている気持ちを信念にしよう

自己実現欲求が湧くと、仕事のパフォーマンスも向上しますから、恋人自身のステップアップにもつながりますよね。


また、人間は繰り返し言い続けることで、それが具現化するという性質を持っています。

俗に言う「思考は具現化する」というものですね。


言い続けることで、それは自分の心の中で信念となります。

ですので、相手を信じているのかいないのかを問題にするのではなく「信じている」という気持ちを、信念にしてしまえば良いということです。


今、何をしてるんだろう。

LINEが既読にならない。

携帯で何見てるのだろう。


そんな気持ちで塞ぎ込んでいる時間があったら、鏡に向かって、わざとらしくなく、笑顔で「信じているからねっ」と言う練習をした方が、ずっと建設的です。

 

 

おわりに

最後に補足ですが。
「信じているよ」という優しい気持ちで相手に接しても、浮気をするような恋人とは、どうしたら良いでしょうか。


その際は、きっぱり別れましょう!

人の心を裏切る人は、他の部分でも必ず裏切ります。

 

愛を恐怖で繋ぎ止めておくことは出来ません。

浮気をする人は、携帯チェックをしても止めません。

こっそり2台目の携帯を持つだけです。

 

愛は、優しい気持ちの中でしか育まれないのです。
信じている生活は、安らぎをもたらします。

それは束縛したいという、自分の心に束縛される生活を解放することから始まるのです。

 
 コラムニスト情報
小日向るり子
性別:女性  |   職業:心理カウンセラー

カウンセリングスペース「フィールマインド」代表カウンセラー。
15年間の出版社勤務の傍ら、ボランティアでNPO自殺予防ダイヤルの電話相談員をはじめたことがカウンセラーを志すきっかけとなりました。
退職後は派遣やアルバイトで働きながら(社)日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラーの資格を取得し、その後公的機関のセクハラ相談員を経て自身の会社「フィールマインド」を設立しました。
フィールマインドサイト:http://feel-mind.net/index.html

関係(恋愛・職場・友人)/ 恋愛関係 / メンタル疾患 / 性に関する悩み/ のご相談を得意としています。
エキサイトお悩み相談室登録カウンセラー:http://counselor.excite.co.jp/