何にでもケチをつける女性の心理と、否定癖の治し方 [臨床心理士が解説]

何でもけなしたりケチをつけたりする「ケチつけ女子」の心理とは? ケチをつける癖をなおす方法も紹介。欠点ばかり指摘しないで、相手の良いところも見つけられるようになるといいですね。

執筆者: 石割美奈子 職業:臨床心理士 メンタルコーチ プロ家庭教師
なぜ何にでもケチをつけたがる?「ケチつけ女子」の心理

こんにちは、 えむ心理研究室の石割美奈子です。

何気ない会話の中で、人や物を褒めるのが上手い人もいれば、けなしたりケチをつけたりすることのほうが得意な人もいます。

  • 「女優の〇〇ってかわいいけど演技下手だよね」
  • 「駅前にできたカフェ、あんまりおいしくないよね」

 

こういう会話、女子なら毎日普通にしている内容だと思いますが、けなしてばかりいると「なんであの子は何にでもケチをつけたがるんだろう」と不思議がられてしまいます。
たまに毒を吐くくらいなら良いかもしれませんが、何にでもケチをつける人の話は、聞いていて気持ちの良いものではありません。

今回は、何にでもケチをつけたがる「ケチ付け女子」の心理に迫りたいと思います。

 

 

ケチをつける理由その1「嫉妬」

嫉妬は、誰にでもある気持ちです。
誰かをうらやましく感じることは誰にでもありますし、良くない感情だとわかっていても、妬みやそねみを抱いてしまうこともあります。

ケチをつける心理の根本は、「うらやましい」に端を発する「嫉妬」であることが多いです。

何にでもケチをつける人は、何に対しても、誰に対しても「うらやましい」と感じているために、嫉妬してしまっている可能性があります。

 

自分の現状に不満がある

「うらやましい」という感情が生まれるのは、「相手は持っているのに自分は持っていない」という不全感・不満感です。
ケチをつける人は、「自分はうまくいっていない」「何もかも思い通りにいかない」「こんなはずじゃない」という自己不全感や、現状に対する不満を抱えている可能性が高いでしょう。

 

ケチをつける理由その2「あるがままの自分を受け入れられない」

自己不全感や現状に対する不満を抱えている人でも、何にでもケチをつけたりなどしない人もいます。

と言うよりは、たいていの人は不全感とまではいかないまでも「自分はまだまだだ」「もっとがんばろう」と、未熟さから成長するために日々精進しています。


また、何もかも上手くいっている人などいません。

現状に対する不満はいくつも持っているものです。

そういうふうに自分を顧みることができる人は、他者への思いやりも深いです。

そこに至るまでの苦労を察することができますし、自分以外の物事の悪いところだけでなく良いところも見つけることができるからです。

 

「悪いのは自分じゃない」から、他人を批判

一方で、何にでもケチをつける人は、自身の未熟さを率直に受け止めたり、現状をしっかり客観視したりすることが不得意な人が多いです。

あるがままの自分を受け入れるのが難しい人は、反省ができません。
謙虚な気持ちで反省することができないと、責任転嫁して他者を批判したり、歪んだ羨望の気持ちからけなしたりしてしまいます。
こうして、何にでもケチをつける「ケチつけ女子」になってしまうわけです。

ケチをつける理由その3「毒親育ち」

ケチつけ女子は、かなりの確率で毒親育ちです。

 

ケチつけの無限ループにはまりがち

毒親自身、満たされない気持ちが整理できず、あらゆるものにケチをつけてしまうことが多いのです。
そのような親に育てられた子は、「優れている人や物のことは素直に褒める」という経験がつめません。
親が人や物にケチをつけてばかりだから、物事にはケチをつけるものだと無意識に思ってしまうケースもあります。

だからといって、今度は「親が悪い」と親にケチをつけたり、「褒められたことがないから褒めることができない」と自分にケチをつけたりるのでは、ケチつけの無限ループにはまってしまいます。

ケチつけ女子から卒業するために…

ケチをつける癖のある人は、自分を冷静に顧みることから始めましょう。
最初はつらいかもしれません。

自分のダメなところばかり見えてきて、落ち込むかもしれません。

 

ですが、自分にケチをつける必要はありません。
自分をしっかり受け止め、自分自身を認めていければ、周りの人や物のことも素直に受け入れやすくなります。

そうすれば、ケチをつける必要もなくなるでしょう。

そうしたら、自分のことも、自分以外の物事も、まずは褒めることから始めましょう。

欠点を見つけるのでなく、良い点を見つけてみましょう。

ケチつけ女子を卒業できるよう、祈っています。

 
 コラムニスト情報
石割美奈子
性別:女性  |   職業:臨床心理士 メンタルコーチ プロ家庭教師

えむ心理研究室室長、臨床心理士の石割美奈子と申します!よろしくお願い致します。

スポーツトレーナー、メンタルコーチ、心理相談員の経験を経てさらに心理学を深く学ぶ必要性を感じ、東京国際大学大学院臨床心理学研究科(博士課程前期)を修了。
臨床心理士の資格を得て、心理カウンセラー、メンタルコーチ、スポーツメンタルトレーナー(テニス・バレーボール等)、およびプロ家庭教師として活動しております。

2013年、心理学・教育学・スポーツ科学の統合的な研究と専門性を活かしたメンタルサポートをポリシーとする「えむ心理研究室」を立ち上げました。


【臨床心理士および「家庭教師カウンセラー」として】
心理カウンセラーとしては、精神分析を専門としており、主にカフェにてカジュアルなかカウンセリングを提供しています。
訪問心理療法、オンライン相談も承っております。

また、全国でも珍しい【臨床心理士でありプロ家庭教師でもある「家庭教師カウンセラー」】として、ご近所から遠方にお住いの方まで、幅広く学習支援と心理的な支援を同時にさせて頂いております。

得意な相談内容は以下のとおりです。

・不登校・ひきこもりの方と親御さんの支援
・発達の特性を持つ方と親御さんの支援
・夫婦関係の改善支援
・親子関係の改善支援
・精神分析的リワーク(復職支援)
・職場の人間関係の改善支援

日常生活ではなかなか得られない、心理的な洞察を深める和やかな相談時間をお約束します。

日本では「カウンセリング」というとまだまだ抵抗のある方も多いかと存じますが、より充実した日々を送るためのツールのひとつととらえて頂ければ光栄です。
どうぞお気軽にご相談ください。


【メンタルコーチとして】
スポーツ選手の方、
難関校合格を目指す大学受験生さん、
コミュニケーションに課題を感じる方を対象に、
メンタルコーチングをさせて頂いております。

勝利のために、夢を叶えるために、より良い対人関係のために。

精神分析を主軸とした自己洞察やイメージトレーニング、ロールプレイングなどを通じて一緒にがんばってまいります




コラムlatteでは心理学関連の記事を担当させていただきます。
ご覧くださった皆様にひとつでも参考にしていただける部分があるような、皆様の役に立つ記事を書き続けてまいります!


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