口癖の心理学!語尾に「~けど」をつける人の性格傾向と対処法
「~ですけど」のように、語尾に「けど」をつけるのが口癖の人の性格・心理って? また、つい会話で使ってしまうのを直す方法も紹介。
こんにちは、 えむ心理研究室の石割美奈子です。
「~ですけど」とか「~けどね」というふうに、会話や会話の途中のセリフが「けど」で終わる人が、結構たくさんいらっしゃいます。
「アニメ鑑賞なんですよ。恥ずかしいですけど」
「はい、空いてますけど」
このように、語尾の「けど」は無意識につい言ってしまうことが多い言葉です。
語尾に「けど」をつけやすい人は2タイプいます。
ひとつめは、次のような性格の人。
- 会話下手
- 遠慮がち
- 自信がない
『自信がないために「けど」を頻発するタイプ』です。
円滑な会話や関係性の構築に不安があると、どうしても怖気づいたような口調になってしまいます。
また、自分に自信がない人は、発言にも自信が持てません。
すると、どうしても「けど」という語尾があらわれやすくなります。
自分を卑下するような感覚が語尾に出てしまうのです。
ただ、語尾に「けど」がつくと自信のなさが強調され「察してちゃん」的な印象を与えてしまいます。
すると、相手をイライラさせてしまうこともあります。
『自信がないために「けど」を頻発するタイプ』の人は、相手と少しでも良好な関係を築きたいのであれば、「けど」の頻度を意識的に抑えてできるだけハキハキした口調を心がけると良いでしょう。
語尾に「けど」をつけやすいタイプ、ふたつめは次のような性格の人。
- 親密な関係が苦手
- 自己中心的
- 主導権を握りたがり
『相手と距離を取るために「けど」を頻発するタイプ』です。
親密な関係が苦手で他人との距離感を保っていたい人は、「あんまり近づかないでね」という牽制の意味で語尾に「けど」をつけやすくなります。
また、相手に主導権を握られると不快になる人は、ドライな口調で「けど」を多用して会話の主導権をキープしようとします。
語尾に「けど」がつくと、会話の相手は否定された感じや距離感を抱きます。
ですので、疎遠になりたい人との会話ではあえて「けど」を多用するのも良いでしょう。
相手と話しづらいなと感じているときに語尾に「けど」をつけてしまいやすい人も非常に多いです。
会話の相手へのタジタジ感が語尾に出てしまうのですね。
威圧感のある人と話すときや目上の人に言いづらいことを言うときに「ほんとにコレ言っちゃって大丈夫かな」という不安と「でも言わなきゃ!」という使命感が、語尾に「けど」をつける心理につながります。
話しづらい人と話さなければいけないときの「けど」を減らす方法としてお勧めなのは、「この人とは話しづらいな」と自覚することです。
無意識の不安や畏怖感が、おどおどした態度を生み、語尾の「けど」を生み出してしまいます。
「話しづらい相手とイヤイヤ話すのだから不安になって当たり前」「ただし、せめて口調はきっぱりとしよう」と自分に言い聞かせましょう。
すると、語尾に「けど」がつくのを防ぎやすくなります。
語尾の「けど」は、あまり使いすぎると「構ってちゃんっぽい」とか「否定されてるみたい」と思われてしまうことがあります。
語尾に「けど」をつけることで得をすることはあまりなく、使えば使うほど円滑な会話の妨げになってしまいます。
「けど」をできるだけなくして、会話上手を目指しましょう。
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えむ心理研究室室長、臨床心理士の石割美奈子と申します!よろしくお願い致します。
スポーツトレーナー、メンタルコーチ、心理相談員の経験を経てさらに心理学を深く学ぶ必要性を感じ、東京国際大学大学院臨床心理学研究科(博士課程前期)を修了。
臨床心理士の資格を得て、心理カウンセラー、メンタルコーチ、スポーツメンタルトレーナー(テニス・バレーボール等)、およびプロ家庭教師として活動しております。
2013年、心理学・教育学・スポーツ科学の統合的な研究と専門性を活かしたメンタルサポートをポリシーとする「えむ心理研究室」を立ち上げました。
【臨床心理士および「家庭教師カウンセラー」として】
心理カウンセラーとしては、精神分析を専門としており、主にカフェにてカジュアルなかカウンセリングを提供しています。
訪問心理療法、オンライン相談も承っております。
また、全国でも珍しい【臨床心理士でありプロ家庭教師でもある「家庭教師カウンセラー」】として、ご近所から遠方にお住いの方まで、幅広く学習支援と心理的な支援を同時にさせて頂いております。
得意な相談内容は以下のとおりです。
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