私の彼氏、ダメ男だ…。いつもダメンズを好きになる女性の深層心理
心理カウンセラーが語る、いつもダメンズに引っかかる女性の特徴と、負のスパイラルから抜け出す解決法。恋人がダメ男の女性は実践してみて。
こんにちは、心理カウンセラーの小日向るり子です。
恋愛が始まり、ひたすら楽しいだけの時期を過ぎてふと思う。
冷静に振り返ると、形は多少違っても、いつもダメ男とばかり付き合っている自分。
心あたりのある女性は意外と多いのではないでしょうか。
今回は、ダメ男にばかりはまってしまう女性心理とダメ男とさよならするポイントについて書いてみたいと思います。
ちなみにここでいう「ダメ男」とはその男性と付き合うことによって、自分自身がどんどん不幸でみじめになっていく男という意味です。
まず「ダメ男と別れたから今度の男性こそは!」と、多くの女性が次の男性に期待をするのですが、その発想自体に危険があることを認識しましょう。
男性を変えたらダメ男とさよならできると思ったら大きな間違いです。
まず、自分自身が変わらなければ同じ。
人物は違っても、また似たりよったりのダメ男に惹かれてしまいます。
自分で自分のことが嫌いな人は、自分のことを見たくないためにダメ男に時間を注ぎ続けます。
相手が私を困らせるから私の時間がなくなる、私ばかり一生懸命働いている、私ばかり大変な思いをしている。
自意識ではそう思っていても、実は無意識に自分の時間を相手に提供しています。
なぜなら相手に一生懸命になっている時間は自分のことを見る時間が少なくて済むからです。
困った、辛いと言いながら深層心理では「もっと私の時間を奪って。自分自身を見る時間を持たせないで」と思っている。
これがダメ男にばかりハマる女性の心理のからくり。無意識の逃避行動です。
ダメ男が自分に寄ってくるのではなく、あなたがダメ男を呼んでいるのだと、まず自分自身の問題として捉えることが重要です。
そう考えると、世間的に言われる「いい女性」が「いい男性」とくっつくのは当然ですよね。
自信がある人は、男性でも女性でも、必要以上に自分の時間をパートナーに割きません。
恋愛を1本の蝋燭だと考えてください。
自己犠牲とは、短くなっている相手の蝋燭の炎に自分の蝋を垂らして灯してあげている状態。
隣で一緒に炎を燃やし続けている時には1本分の明かりとなりますが、離れてしまったときに自分の炎は短く、燃え尽きそうになっています。
本当に人を愛するということは、1本でも充分に燃えている炎を相手の蝋燭になるべく近づけて、2倍以上の明かりとすることです。蝋を相手の蝋燭に垂らすことではありません。
「相手に尽くすこと」と「自己犠牲」は似ていますが、実態は全く異なるものです。
ダメ男とさよならして、今度こそはいい男性と付き合いたい、幸せな恋愛をしたいと思うのであれば、まず自分で自分のことを好きになることです。
自分で自分を好きに思える時を探してみましょう。
お風呂にゆっくり浸かっている時間でしょうか。
ソファに寝ころびながら、好きな本を読んでいる時間でしょうか。
気のおけない友人と美味しい食事をしている時間でしょうか。
時々行くマッサージでしょうか。
運動後のビールでしょうか。
これをしている時の自分が好きかも、と思ったら、そうした時間を作るように努力することが大切です。
自己肯定感は成育環境による部分も確かにあります。
しかし、努力で自己肯定感を上げることは十分に可能なのです。
不良少年がボクシングを始めてチャンピオンベルトを手にするストーリー、漫画でも実際でもありますよね。
彼らは自己肯定感を後天的な努力で上げた良いお手本です。
ダメ男を引き寄せないためには、まず胸を張って「今の私が好きです」と言えるようにすることが大切。
相手によって自分自身を満たすという考えを捨てられたときが、ダメ男恋愛と決別できる時です。
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カウンセリングスペース「フィールマインド」代表カウンセラー。
15年間の出版社勤務の傍ら、ボランティアでNPO自殺予防ダイヤルの電話相談員をはじめたことがカウンセラーを志すきっかけとなりました。
退職後は派遣やアルバイトで働きながら(社)日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラーの資格を取得し、その後公的機関のセクハラ相談員を経て自身の会社「フィールマインド」を設立しました。
フィールマインドサイト:http://feel-mind.net/index.html
関係(恋愛・職場・友人)/ 恋愛関係 / メンタル疾患 / 性に関する悩み/ のご相談を得意としています。
エキサイトお悩み相談室登録カウンセラー:http://counselor.excite.co.jp/
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