江戸の歴史文化を学ぶ、谷中七福神めぐりツアー。朱印・お守りを手に都内をぶらり散歩しよう
谷中七福神は、東京都の7寺院を巡る、およそ250年前に始まったといわれる江戸最古の七福神です。
他の七福神には神社も入っていますが、谷中七福神は寺院だけで、正月の期間しか七福神が拝めません。
江戸最古というだけあって、ルートも江戸下町の香りを色濃く残していますので、今回は、七福神の紹介と共に、散策ポイントも併せてご紹介いたします。
基本的に順路の制約はありませんが、田端駅→東覚寺→青雲寺→修性院→長安寺→天王寺→護国院→寛永寺(不忍之池弁天堂)→上野駅のルートが、効率が良いようです。
朱印用の色紙等はどこの寺院でも購入出来ますので、最初の寺で購入することになります。
何となく現代的なイメージの小さな福禄寿。
赤紙仁王尊のお守りは、一生持っていて良いお守りです。
道灌山は、江戸時代の観光地、富貴明媚で虫聴きの名所です。
屏風と松に彩られて、正月らしい佇まいの恵比寿さまがいます。
花見寺として、季節のしだれ桜が美しい境内。
「日ぐらしの布袋」と呼ばれる大きな布袋尊。
塀には親しみ易さに配慮した、布袋尊のイラストがありとても可愛いです。
「夕やけだんだん」で有名の谷中銀座商店街。
谷中の名物で「まちかど賞」受賞した築地塀もお勧めです。
徳川家康奉納と言われる、等身大寄木彫刻の寿老人。
東京芸大美術学部の開校に尽力した日本画家・狩野芳崖の墓もあります。
谷中霊園にある、幸田露伴の小説『五重塔』跡は必見です。
比叡山の円乗院から迎えた木像で、伝教大師の作と伝わる毘沙門天があります。
文化財の銅造釈迦如来坐像は小振りな大仏です。
徳川慶喜墓所は、天皇家に恭順しているという姿勢から、神式の円墳といわれております。
3代将軍家光が納めたといわれる、大黒天画像と共にある大黒天。
庫裏は、昭和初期の住宅建築で、国登録有形文化財です。
森鴎外旧居跡のある「水月ホテル鴎外荘」の鴎外温泉がお勧めです。
艶っぽくはなく、黒光りした弁才天があります。
意外と見ない、江戸の名所中の名所の弁天堂を確認できますね。
上野公園の、意外と知られていない彰義隊の墓や、有名な西郷像を巡りましょう。
これで七福神巡りは終了です。
この谷中七福神は、七福神を祀る寺院自体が見所ですが、コースの途中途中が、まさに江戸下町の必見散策ポイントです。
ここはじっくり1日をかけて廻るのが良いでしょう。
江戸最古の七福神巡りをご堪能下さい。
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