こんにちは、お菓子インストラクターの太田 道子です。

家族のため、大切な誰かのために、手作りのケーキを手早く作りたいと思う方は大勢いらっしゃると思います。
お菓子作りは大変そうと思われている方も多いと思いますが、市販のものを使ったり、ちょっとしたコツを知るだけで手軽にお菓子を完成できます。

今回は、ケーキを作りたいイベントの上位に挙がる「誕生日の手作りケーキ」のアイディアをご紹介したいと思います。

王道ショートケーキの作り方をご紹介しましょう。

1人で作るときに上手くいかないと悩む方が多い、組み立てのコツをお伝えします。

手作りお菓子を贈りたいと思ったら、まずはどんなお菓子を作るのか考えますね。

差し上げる方の好きなもの、好きな果物や素材が含まれているお菓子が一番です。

ショートケーキは、幅広い方が大好きなので、好みが分からない場合も強い味方になってくれます。間に挟む果物は、いちごにこだわらず季節の果物を選びましょう。

ショートケーキの土台となるスポンジは、市販の丸形のものを使うと気軽に作れます。

• ～2人…丸型12㎝(4号)
• ～6人…丸型15㎝(5号)
• ～8人…丸型18㎝(6号)

このくらいの人数を目安にサイズを選んでください。二人の場合でも5号をお勧めします。

少し大きいほうがお祝いの雰囲気が高まるからです。
スポンジは表面の焼き色を切り取り、2分割にします。1.5㎝くらいの厚さが適当です。

ホームセンターで販売している木片を利用して切るとラクです。

ナイフは、波刃を使いましょう。

一番下以外の3面に、シロップを塗ります。

シロップ(砂糖を加えた水をわかしたもの)にバニラを数滴たらすと、風味が増します。

スポンジにシロップを塗るとクリームとの繋がりが良くなり、美味しさが高まります。

下のスポンジをサイズにあったセルクルにセットします。

セルクルがない場合は、厚紙にアルミホイルをまいて同様のものを作りましょう。

果物は間に挟むものは、皮を剥き挟みやすい形にカットして冷蔵庫で冷やしてください。

いちご、ぶどうなどは半切りにします。

生クリームは、用意した分量の10%の砂糖を加えて泡立ててください。
生クリームは、5号のショートケーキで1パック(200ml)くらいの分量を目安にしましょう。
ハンドミキサーを使うと楽に泡立てることができます。
もし、泡立てすぎてクリームが固くなってしまったら、牛乳を少し加えると元のなめらかな状態に戻ります。

ある程度泡立った時点で、バニラなど香料やリキュールを少し加えるとより風味が増します。

泡立てたクリームの1/3量程度を丸口金を付けた絞り袋に入れます。

セルクルにセットしたスポンジに泡立てた生クリームを全体に絞りだし、スプーンで平らにし、果物を全体に並べます。

もう一度全体にクリームを絞り、スプーンで全体をならし、もう一枚のスポンジを重ね、軽く手で押えて平らにしたら、セルクルを抜きます。

まっすぐな土台が完成しています。

残りのクリームのひとすくいを表面に乗せ、パレットで表面・側面にクリームを塗ります。

側面を塗るときはパレットを立てて使います。
全体にクリームを塗ったら、残ったクリームを絞り袋に入れて好みにクリームを絞って飾ります。

一緒に果物も飾り付けます。

メッセージは、市販のクッキーに市販のチョコレートペンで自由に書きましょう。

ケーキが完成したら、ケーキ箱に入れて冷蔵庫で冷やします。

移動するときは、ケーキ箱のままで持たず、市販のクーラーバックに保冷剤と共に入れて大切に運びましょう。