恋の病、症状と治し方は?ドーパミンを意識した、辛い恋愛への対処法

執筆者: 畔上 昭仁 職業:コンサルタント/アドバイザー
はじめに

こんにちは、恋愛サイトプロデューサーの畔上 昭仁です。


恋愛は病です。

病気ですから、対処を間違えると大きな後遺症を残したり、場合によっては命に関わることもあります。

それを防ぐためには、適切な処方が必要です。

 

今回は、病としての恋愛を、自分でコントロールするヒントをお伝えしたいと思います。

 

 

脳内麻薬が引き起こす恋愛症状

恋愛は病ですから、様々な症状が現れます。

ただ、症状とはいっても全てが悪い訳ではありません。

良い症状

不快ではない症状の例を挙げてみましょう。

 

  • 世の中が全てが明るく楽観的に見える。
  • 会う人が皆、優しく輝いて見える。
  • 訳もなくウキウキして幸せな浮揚感を味わう。

 

不快な症状

続いて、上記とは逆の症状の例です。

  • 理由はよく分からないけれど、切なくて悲しい。
  • 相手の気持ちがはっきり分からず、不安に襲われる。
  • 自分が認められていないという不満が満ちる。
  • 1人ぼっちで孤独で惨めな気分に包まれる。

 

 

まるで、うつ病のような症状ですね。

うつ病の場合、「意欲の低下」「運動機能の低下」「生きていくのが辛い」と、症状が進行する恐れがありますが、これは恋愛でも同じ。

 

それでは、こういった恋愛時特有の感覚は、どうして生じるのでしょうか。

 

脳内物質がカギ

その答えは、脳内麻薬とも呼ばれる脳内物質にあります。

 

例えば、恋愛時に感じる多幸感は、脳内でドーパミンという快感物質が出るからです。

逆に、突然うつ的症状になるのは、そのドーパミンが枯渇するから。

 

他にも、好感ホルモンと呼ばれるフェネチルアミン、血圧を上昇させるノルエピネフリン(ノルアドレナリン)、脳内麻薬とも呼ばれるエルドルフィンなど、数多くの脳内物質が恋愛と関係していています。

それらの物質の状態が、心や身体にいろいろな症状を起こさせているのです。

脳内状態を客観的に認識する

ところで、お酒は飲まれますか?

飲んでいる時はとても楽しかったのに、翌日、二日酔いで辛い思いをした経験もあると思います。
頭痛やだるいといった身体的症状だけでなく、精神的にも落ち込んだ状態になることも。

「なぜあんなことをしたのだろう」

「もう生きているのも嫌だ」

など、酷い自己嫌悪に陥ったりもしますが、実はその理由も脳内物質にありました。

 

アルコールは快感物質を出している

まず、お酒を飲んでいる時には、脳内に快感物質がどんどん噴出され、楽しい気分になります。

しかし、それを出し過ぎて疲れた脳は、翌日にはへとへと状態で快感物質を出せません。

それどころか、前夜に味わったかなりの快感から、禁断症状とも言える苦しみに覆われます。

いわば強制的うつ状態になる訳です。

 

 

私は、このことを認識してから、少し二日酔いがラクになりました。
二日酔いの時に感じる自己嫌悪は、脳内物質が関わる物理的現象であって、自分の生き方のせいではない、と考えられるようになったからです。

 

脳の状態を客観的に想像して理解するだけでも、苦痛はいくらかラクになるということです。

そして、これの方法は、恋愛の辛さにも応用できます。

おわりに

脳内物質のコントロールには、ヨガ、座禅、瞑想、ストレッチ、運動や食事など、様々な方法があります。

その詳細はここでは説明しませんが、それらに取り組む前に、まずは脳内状態を客観的に理解しましょう。

 

今の自分の辛さが脳内物質のせいである、と認識するだけで少しはラクになるはずです。

その物理現象は、意志による活動でコントロールできるという客観認識こそが、恋愛と言う病に対処する、1つの有効なスタンスになります。

 
 コラムニスト情報
畔上 昭仁
性別:男性  |   職業:コンサルタント/アドバイザー

コピーライター、広告プランナー、商品開発者として様々な通販企業のカタログやプロモーションを手がけてきました。通信販売とは「広告によって人の心を動かす経済活動」ですから、「人の心を動かす」ことについての研究と実践、豊富な実績を持っています。現在はそこで培われたノウハウをもとにいくつかのジャンルでのコンサルタントやアドバイザーとして活動中。業界シェア1位、2位といった会社や、新進のイタリアブランドの日本進出などのお手伝いをさせていただいています。また、「人の心を動かす」ノウハウは人間関係や恋愛関係にも活かせるということで、恋愛専門サイトのプロデュースなども手がけています。
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